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プレスリリース 2024 年 10 月 1 日

Apple、教師のみなさんに向けた新しいプロフェッショナルラーニングのリソースを公開し、世界的な教育向け資金提供プログラムを拡大

ニューメキシコ州サンタフェのサンタフェインディアンスクールで、インストラクターから学んでいる生徒のグループ。
Appleは「世界教師デー」を記念して、Appleの様々なサービスを取り入れたコレクションを提供するとともに、教育者や生徒のみなさんがあらゆる授業に創造性を取り入れるのに役立つ、授業で活用できる新しい無料のリソースを公開します。
カリフォルニア州クパティーノ「世界教師デー」を記念して、Appleは教育者や生徒のみなさんがあらゆる授業に創造性を取り入れるのに役立つ、授業で活用できる新しい無料のリソースを公開します。また、Appleの様々なサービスを取り入れたコレクションやコンテンツを提供して、教育者のみなさんを称えます。さらに、Appleは画期的な教育向け資金提供プログラムを新たに100の学校およびコミュニティに大きく拡大し、無償で資金提供を行うSTEAMプログラムを6つの大陸の生徒や教師のみなさんにお届けすることを発表しました。
過去40年以上にわたり、Appleは情熱を持って教育界をリードしてきました。教育分野への取り組みを通じて、Appleはその最先端のテクノロジーやプロフェッショナルラーニングのリソースを何百万人もの生徒や教育者のみなさんに共有し、新たな世界を作り出したり、魅力的な方法でつながったり、未来の仕事を追い求めたりするための方法を提供してきました。また、この取り組みの成果を示すため、Appleは初めてEducation Impact Report(英語)を公開します。これは、Appleが世界各地で教師や学習者のみなさんをサポートするために行っている取り組みについての概要を説明するものです。
「Appleでは、教育には、新しい扉を開き、より良いより公平な世の中を作り上げるために必要な手段を人々にもたらす力があると常に信じてきました。私たちは、現在、将来のプログラマー、クリエイター、イノベーター、リーダーたちがAppleのテクノロジーやリソースを活用して自分たちの影響を世に広めているのを見て大変驚いており、教育への取り組みをさらに多くのコミュニティに拡大することをとても嬉しく思っています」とAppleの環境・政策・社会イニシアティブ担当バイスプレジデント、リサ・ジャクソンは述べています。
「私たちは、世界各地の教室やコミュニティで素晴らしい成果が生まれていること、また、学習者たちがMacやiPadなどのApple製品から数え切れないほどたくさんの方法で力をもらって、創造したり自分たちの情熱を形にしたりしていることに感銘を受けています。小学校低学年や中学年の子どもたちのための新しいクリエイティブなアクティビティによって、学習が簡単でより楽しいものになり、何より教育者のみなさんが手軽な方法であらゆる年齢の学習者たちの意欲を引き出せるようになります」とAppleのエディケーション・エンタープライズマーケティング担当バイスプレジデント、スーザン・プレスコットは述べています。

新たなツールで教師やコミュニティの教育者のみなさんをサポート

Appleの教育に対する取り組みの長い歴史の中で、プロフェッショナルラーニングと教育者向けリソースは、常にそのアプローチにおいて重要な役割を果たしてきました。テクノロジーを効果的に利用すれば、あらゆる学習者の潜在能力を解き放つことができるからです。
Appleは年内に、教師のみなさん向けに「Everyone Can Create」の新たなリソースを公開する予定です。「クリエイティブなアクティビティ」は、手軽で直感的に取り組める楽しい授業のアイデアを集めたもので、教育者のみなさんは学習計画に想像力や独創性を取り入れることができます。「小学校低学年の子どもたちのためのクリエイティブなアクティビティ」(4歳から8歳)と「小学校中学年の子どもたちのためのクリエイティブなアクティビティ」(8歳以上)を利用すれば、教師のみなさんは負担を増やすことなく生徒たちの意欲を引き出すことができます。どのアクティビティも必要なスキルの強化に役立ち、生徒たちはテンプレートや共有可能なリンクを利用してすぐに作品を作ることができます。
新しい「クリエイティブなアクティビティ」には、以下のようなアクティビティが含まれています(近日公開予定)。
  • スケッチ:星座を描き出す
  • 写真:ステッカーでコラージュを作る
  • ビデオ:スローモーションで詳しく見る
  • 音楽:ビートを作る
新しい「クリエイティブなアクティビティ」は、教育者のみなさんがインスピレーションを見つけたり、リソースを共有したり、仲間とつながることができる、100万人を超えるメンバーからなるプロフェッショナルラーニングのためのスペース、Apple Education Communityで利用できます。今週、教育者のみなさんが出会い、コラボレーションし、お互いを刺激し合うことができるApple Education CommunityのForumの機能をさらに16の国と地域に拡大し、世界各地でさらに多くの教育者のみなさんが参加できるようになります1
さらに、教師のみなさんがApple製品を最大限活用できるようコーチングを行うのに役立つ無料のプロフェッショナルラーニングプログラム、Apple Learning Coachも引き続き拡大中です。新たなレッスンが追加され、いつでも登録と参加が可能になったApple Learning Coachは、15の国と地域で、8つの言語で利用できるようになりました2。これまでに4,000人以上がApple Learning Coachの認定を取得し、その指導を受けた教師はおよそ10万人、影響を受けた生徒は240万人にのぼります。

資金提供プログラムを通して6つの大陸の生徒と教師のみなさんをサポート

Appleは、世界各地の学校や非営利組織と連携し、テクノロジーや教育・就職の機会へのアクセスの拡大を目的として、資金やその他の実践的なプログラムを提供しています。これまでに、200を超える教育およびコミュニティのパートナーに対し、数億ドル規模のテクノロジー、ツール、リソースを提供しました。昨年だけで、Appleはカナダ、メキシコ、ニュージーランド、英国、米国の約40の新たな教育パートナーにサポートを拡大しました。
この取り組みは、大部分がAppleのCommunity Education Initiativeに関連し、Appleはこのイニシアティブを通じて、財源の少ない地域の学校や教育機関に、ハードウェア、奨学金、資金援助、教育者用リソース、Appleの専任スペシャリストによる相談窓口を提供しています。Appleは各パートナー組織と連携してプログラムをカスタマイズしたり拡大したりすることで、地域固有の目標をサポートし、生徒たちが授業や課外活動でこれまでにない体験ができるようにしています。
Appleの幅広い教育への取り組みの例として、Apple Developer AcademiesとApple Foundation Programがあります。これらは、世界中のデベロッパや起業家にプログラミング教育やスキルトレーニングを提供するものです。さらに、「Everyone Can Code」や「Develop in Swift」、「Everyone Can Create」、「Challenge for Change」(英語)などの無料リソースや、すべてのApple Store直営店で開催されている「Today at Apple」のセッションもあります。
新たに公開された「Education Impact Report」(英語)で詳述しているように、過去5年間に1万人以上の教師のみなさんがAppleからの資金提供を受けてプロフェッショナルラーニングの機会を得ています。また、同じ期間に、世界各地の2,000近くの学校やコミュニティの50万人の生徒たちが、Appleの資金提供プログラムを利用しました。Appleは現在、200を超える学校と非営利組織をサポートしており、その数は増え続けています。

新たなパートナーシップの構築と既存の取り組みの強化

Appleの新しいパートナーの一つであるCodeDoorは、ドイツ全土で移民を対象にプログラミングと就労準備のトレーニングを提供しています。Appleはこの組織のクリエイターズプログラムをサポートしています。このプログラムでは「Everyone Can Code」のリソースとSwift Playgroundsを利用して、参加者がコミュニティの課題への解決策としてアプリを設計し、プレゼンテーションを行う方法を学べるようにしています。8か月に及ぶコースで様々な要素から構成される体験をすることで、参加者はSwiftでのコーディングやプレゼンテーション技術などの重要なスキルを身につけます。
「若い人たちは好奇心があり、学びを発見のプロセスだととらえていますが、自分に力があると感じるためには適切な手段が必要です。CodeDoorはこうした考えから設立されました。Appleのサポートを受けて、CodeDoorのクリエイターズプログラムは、移民家庭出身の学習者にアプリ開発を通じて実社会の問題を見つけて解決する方法を教え、ドイツの新たな世代の人々がコミュニティを形成し明るい未来を築くために必要なスキルを身につけられるようにしています」とCodeDoorの創設者、Karan Dehghani氏は述べています。
参加者のDunya Khalo氏とともに外を歩いているCodeDoorのKaran Dehghani氏。
Karan Dehghani氏(左)が創設したCodeDoorは、Appleの新しい教育資金提供パートナーの一つで、ドイツ全土で移民を対象としたプログラミングと就労準備のトレーニングを提供しています。
また、Appleは既存のコミュニティパートナーとの取り組みも強化しています。Appleは2020年より、ニューヨーク公共図書館と協力して、あらゆる年齢やスキルレベルの学習者に対面およびオンラインのトレーニングを提供し、テクノロジーへのアクセスを拡大する取り組みを行っています。特に、大人がコンピュータスキルに自信を持ち、今日のデジタル社会により安心して対応できるようにすることに力を入れています。
「世界は猛スピードで進化しています。私たちが図書館の未来を形作り、確かなものにするための一つの方法は、共同作業による双方向型の学びの場を作ることです。Appleだけが提供できるツールとリソースによって、私たちはプログラムと対象範囲の両方を拡大してコミュニティにより良い貢献ができるようになり、より多くの人々がテクノロジーの力を活用して学び、成長できるよう、サポートできるようになりました」と、ニューヨーク公共図書館の分館プログラムおよびサービス担当副館長、Brandy McNeil博士は述べています。
iPadとApple Pencilを持って屋外で座っているニューヨーク公共図書館の利用者Evelyn von Gizycki氏と、ニューヨーク公共図書館のBrandy McNeil博士。
ニューヨーク公共図書館の分館プログラムおよびサービス担当副館長、Brandy McNeil博士(右)は、Appleとのパートナーシップのおかげで同図書館のプログラムを拡大し、地域により良い貢献ができるようになったと述べています。

Apple全体で「世界教師デー」を祝福

「世界教師デー」に敬意を表し、Appleは様々を取り入れたコレクションやコンテンツを提供し、世界中の教育者のみなさんを称えます。
App Storeの教師のみなさんのための優れたツールのコレクションは、教室や授業計画に欠かせない要素に光を当てたもので、教育者のみなさんを手助けします(一部英語のみ)。Apple Musicでは、キッズとファミリーのカテゴリーの各所で特別に提供されている学習に関連するアルバムやプレイリストのコレクションを聴くことができます。Apple Booksでは、ノンフィクションとキッズ向けブックのコレクションで、教育者のみなさんの心に響く本を探すことができます。Apple Podcastでは、教育者による教育者のための対話や、教育に関する談話を集めた特集番組を見つけることができます。さらに、Apple TVアプリでは、生徒たちの生活における教師のみなさんの重要性に焦点を当てた映画や番組のコレクションを特集しています。
世界中で、教師のみなさんは「グループ」を利用して生徒たちのために地域のApple Storeで「Today at Apple」セッションを予約できます。教育者と生徒たちがプログラミングやクリエイティブなセッション、Apple製品を最大限に活用する方法を学ぶのにぴったりの20以上のトピックの中から選べます。詳しい情報やセッションの予約についてはapple.com/jp/today/groupsをご覧ください。
さらに、Appleは世界教師デー(10月5日)に、カリフォルニア州クパティーノにあるApple Park Visitor Centerにて、教師のみなさんのための特別セッションを開催する予定です。Go Further with iPadOS 18 for Educationセッションでは、カリフォルニア州各地からApple Learning Coachの認定を取得した教師をはじめとする教育者のみなさんが集まり、iPad ProとApple Pencil Proを使った実際のデモを体験します。
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  1. 教育者のみなさんが出会い、コラボレーションし、お互いを刺激し合うことができるApple Education CommunityのForumの機能は、今週より、日本、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、カナダ、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、アイルランド、イタリア、ルクセンブルク、メキシコ、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、スペイン、スウェーデン、スイス、台湾、英国、米国でご利用いただけます。
  2. Apple Learning Coachは現在、日本、オーストラリア、オーストリア、カナダ、フランス、香港、アイルランド、マレーシア、メキシコ、ニュージーランド、シンガポール、スイス、台湾、英国、米国の教育者向けに提供されています。

お問い合わせ先

Apple Japan 広報部

japan_press@apple.com

03-4345-2000