プレスリリース
2024 年 10 月 15 日
Apple、Apple Intelligenceのために設計されたパワフルな新しいiPad miniを発表
極めて持ち運びやすいiPad miniは、パワフルなA17 Proチップを搭載し、Apple Pencil Proに対応して、これまで以上に高性能で万能になります
カリフォルニア州クパティーノ Appleは本日、驚異的なパワーのA17 Proチップと、使いやすいパーソナルインテリジェンスシステムであるApple Intelligenceを搭載した新しいiPad miniを発表しました。ユーザーのプライバシーを保護しながら、パーソナルコンテクストを理解して有用で関連性のあるインテリジェンスを提供します。極めて持ち運びやすい人気のデザインを備えた新しいiPad miniは、新しいブルーとパープルを含む4つの美しい仕上げがあり、あざやかな8.3インチのLiquid Retinaディスプレイを搭載しています。A17 Proは、一段と高速なCPUとGPU、前世代のiPad miniより2倍高速なNeural Engineを搭載し1、Apple Intelligenceに対応するので、最も負荷の高いタスクでもパフォーマンスを大幅に向上させます。新しいiPad miniの万能さと先進的な機能は、Apple Pencil Proへの対応でまったく新しいレベルへと引き上げられ、生産性と創造性をさらに発揮するためのまったく新しい方法を切り開きます。12MPの広角バックカメラは、一段と広いダイナミックレンジで自然な写真を実現するスマートHDR 4に対応し、機械学習を活用してカメラアプリ内で直接書類を検出してスキャンします。
新しいiPad miniは、一日中使えるバッテリーと、iPadOS 18によるまったく新しい体験を提供します。新しいiPad miniは、前世代のストレージの2倍となる128GBで78,800円(税込)からという驚くようなバリューを提供し、極めて持ち運びやすいデザインで完全なiPadの体験を提供します。新しいiPad miniは本日より予約注文でき、10月23日(水)より販売を開始します。
「私たちの最も持ち運びやすいデザインに、パワフルなパフォーマンスと万能さを兼ね備えている人気の高いiPad miniのようなデバイスは、世界でほかにありません。iPad miniは幅広いユーザーにとって魅力的であり、Apple Intelligenceのために設計されているので、パワフルで、パーソナルで、プライバシーを保つインテリジェントな新機能を提供します。パワフルなA17 Proチップ、より高速な接続性を備え、Apple Pencil Proに対応する新しいiPad miniは、驚くようなバリューで、私たちの最も持ち運びやすいデザインで完全なiPadの体験を提供します」と、Appleのワールドワイドマーケティング担当バイスプレジデントであるボブ・ボーチャーズは述べています。
A17 Proがパワフルなパフォーマンスを実現
新しいiPad miniはA17 Proで大幅にアップデートされ、極めて持ち運びやすいデザインで驚くようなパフォーマンスと電力効率を実現します。A17 Proは、前世代のiPad miniに搭載されたA15 Bionicよりも多くの点で向上したパワフルなチップです。A17 Proは、2つの高性能コアと4つの高効率コアを備えた6コアCPUを搭載し、CPUパフォーマンスが30パーセント向上しています1。また、5コアGPUによってA17 Proのグラフィックス性能も大幅に向上し、前世代よりも25パーセント向上しています1。A17 Proによって、デザイナー、パイロット、医師などが使うプロ向けアプリを含め、まったく新しい体験がもたらされ、ユーザーが写真を編集したり、より臨場感あふれるARアプリケーションを体験したりするのがこれまで以上に高速になります。新しいiPad miniは、ソフトウェアベースのレイトレーシングよりも4倍高速なハードウェアアクセラレーテッドレイトレーシングのほか、Dynamic Cachingとハードウェアアクセラレーテッドメッシュシェーディングにも対応し、リアルなゲームプレイを実現します。Affinity Designerでかつてない速さで魅力的なコンテンツを制作することから、「ゼンレスゾーンゼロ」のような、高い処理能力を必要とし、グラフィックスを駆使するAAAゲームのプレイまで、ユーザーはパワフルなパフォーマンスと極めて持ち運びやすいiPad miniをどこへでも持って行けます。
Apple Intelligenceのために設計
A17 Proチップのパワーにより、新しいiPad miniはApple Intelligenceに対応します。Apple Intelligenceは、iPadOS 18に深く組み込まれており、AppleシリコンのパワーとAppleが構築した生成モデルを活用して、言語や画像を理解して生成したり、複数のアプリにわたってアクションを実行したり、パーソナルコンテクストにもとづいて、日々のタスクをシンプルにしてよりすばやくこなせるようにします。Apple Intelligenceを動かすモデルの多くは完全にデバイス上で実行され、Private Cloud Computeにより、デバイス上の処理から、専用のAppleシリコン搭載のサーバ上で実行する、より大規模なサーバベースのモデルまで、演算能力を柔軟に拡張できるようになります。
Apple Intelligenceの初期機能は今月、iPadOS 18.1で無料のソフトウェアアップデートによって米国英語で提供され、A17 ProまたはM1以降を搭載したiPadで利用可能になります。Apple Intelligenceは、楽しく直感的で使いやすく、ユーザーが最も重要なことをできるよう特別に設計された体験を提供します2。
- 作文ツールにより、ユーザーは、メール、メモ、Pages、他社製アプリなど、ほとんどすべての文章を書く場面で、書き直し、校正、要約を通じて、言葉づかいに磨きをかけることができます。
- Siriはより緊密にシステム体験に統合され、iPadで作動している時は画面の縁を囲うようにエレガントに光り輝く、新しいデザインになります。より豊かな言語理解の能力により、Siriとのコミュニケーションがより自然で文脈に即したものになります。Siriは、ユーザーが言葉につまづいても話についていきながら、1つのリクエストから次のリクエストへと文脈を保つことができ、ユーザーはSiriにタイプ入力することもできます。また、Siriは膨大な製品知識を備えているので、iPadやその他のApple製デバイスの機能に関する質問に答えてくれます。
- 写真アプリでは、メモリー機能により、ユーザーは説明を入力するだけで、見たいムービーを作成できるようになりました。新しいクリーンアップツールでは、誤って被写体を改変することなく、写真の背景にある不要な対象物を特定して削除することができます。
Apple Intelligenceの追加の機能は、今後数か月の間に提供される予定です。
- Image Playgroundを使うと、ユーザーは瞬時に楽しい画像を作成できます。
- 画像マジックワンドは、Apple Pencilのツールパレットの新しいツールで、ラフスケッチを美しい画像に作り変えることができます。
- 絵文字はまったく新しいレベルに引き上げられ、説明を入力するか、友人や家族の写真を選ぶだけでオリジナルのジェン文字を作成することが可能になります。
- Siriはユーザーのパーソナルコンテクストを参照して、ユーザーに合わせたインテリジェンスを提供できるようになります。オンスクリーン認識も加わり、ユーザーのコンテンツを理解してアクションを実行したり、Appleと他社製のアプリ内やアプリを横断して何百もの新しいアクションを実行できるようになります。
- iPadOS 18内の体験にChatGPTが統合され、ユーザーはツール間を行き来しなくても、Siriや作文ツール内で、ChatGPTの専門知識や画像と文書を理解する能力を利用することができます。また、プライバシー保護が組み込まれているので、ユーザーのIPアドレスは匿名化され、OpenAIはリクエストを保存しません。ユーザーはアカウントを作成しなくても無料でChatGPTにアクセスでき、自分のアカウントとの連携を選択したユーザーには、ChatGPTのデータ利用に関するポリシーが適用されます。
より高速な接続性
より高速なワイヤレス接続と有線接続によって、ユーザーは外出中にiPad miniでこれまで以上にたくさんのことができるようになります。新しいiPad miniは、前世代よりも最大2倍高いパフォーマンスを提供するWi-Fi 6Eに対応しているため3、ユーザーはさらに高速にファイルをダウンロードしたり、オンラインでゲームをプレイしたり、映画をストリーミングできます。5Gに対応したWi-Fi + Cellularモデルでは、ユーザーは外出先でも瞬時に自分のファイルにアクセスしたり、仲間と連絡を取り合ったり、自分のデータをバックアップできます。新しいiPad miniのWi-Fi + Cellularモデルは、物理的なSIMカードよりもさらに安全なeSIMでアクティベートされ、ユーザーはデジタルで既存のプランにすばやく接続して移行できるほか、1台のデバイスに複数のデータ通信プランを保存できます。お客様は、世界中の190以上の国と地域で、現地の通信事業者から物理的なSIMカードを入手する必要なく、新しいiPad miniを簡単に無線データプランに接続できます。USB-Cポートは前世代より最大2倍高速になり、最大10Gbpsのデータ転送速度によって、サイズの大きな写真やビデオの読み込みがさらに速くなります。
驚くようなカメラ体験
素晴らしいカメラと、iPad miniの驚くほど持ち運びやすいデザインにより、パワフルなモバイルワークフローが可能になります。12MPの広角バックカメラは美しい写真を撮影でき、スマートHDR 4により、写真がさらに精細であざやかになります。パワフルな16コアNeural Engineを活用して、新しいiPad miniは人工知能(AI)を使ってカメラアプリで直接書類を自動的に識別し、新しいTrue Toneフラッシュを使って書類から影を取り除くことができます。縦向きの12MPの超広角フロントカメラは、センターフレームに対応し、お客様がiPad miniを使うあらゆる方法に最適です。
Apple Pencil Proによる魔法のような機能
Apple Pencil Proは、魔法のような機能とパワフルな操作を実現し、iPad miniをユーザーがどこにでも持って行けるスケッチブックへと変えます。Apple Pencil Proはユーザーのスクイーズ(指で強く押した状態)を感知してツールパレットを表示できるので、創作活動を妨げることなく、ツール、線の太さ、色のすべてをすばやく切り替えられます。独自の触覚エンジンは、ユーザーがスクイーズしたり、ダブルタップしたり、図形認識でスナップしたりすると、確認として軽いタップを返し、驚くほど直感的な体験をもたらします。ユーザーはApple Pencil Proを回転させて、使用しているツールを正確にコントロールできます。軸を回転させると、ペンと紙のように、形の異なるペンツールとブラシツールの向きを変えることができ、Apple Pencilのホバー機能を使うと、ユーザーはペン先がディスプレイに触れる前にツールの正確な向きを見ることができます。Apple Pencil Proは「探す」に対応し、新しいマグネットのインターフェイスを通じて、iPad miniでペアリング、充電、保管ができます。iPad miniは、メモを取ったり、スケッチをしたり、注釈を加えたり、日記をつけたりするのに最適な、お求めやすい価格のApple Pencil(USB-C)にも対応しています。
パワフルでインテリジェントな新機能をもたらすiPadOS 18
Apple Intelligenceの画期的な機能に加えて、iPadOS 18により、iPadの体験をかつてないほど万能で賢いものにするパワフルな機能がもたらされます。iPadOSには、Core MLのような高度なフレームワークも備わっており、デベロッパは簡単にNeural Engineを活用して、デバイス上でパワフルなAI機能を実現できます。
- iPadのユニークな能力のために設計された計算機では、Apple Pencilをまったく新しい方法で使いながら数式を解くことができるほか、新しい履歴機能や単位換算を備えた基本計算機と関数電卓を利用できます。計算メモでは、ユーザーが数式をタイプ入力または手書きで記述すると、瞬時に数式の答えが自分の手書きのように表示されます。また、変数を作成して使用したり、方程式を追加してグラフに挿入することも可能です。ユーザーはメモアプリでも計算メモにアクセスでき、ほかのどのメモでもすべての計算機能を使うことができます。
- メモアプリでは、スマートスクリプトとApple Pencilのパワーにより、手書きメモがより滑らかで柔軟になり、読みやすくなります。スマートスクリプトがパワフルな新機能を解き放ち、ユーザーは手書きテキストを編集したり、簡単にスペースを挿入したり、タイプ入力したテキストを自分の手書きでペーストしたりできます。また、ユーザーがApple Pencilで文字を書くと、より滑らかで歪みがなく、一段と読みやすくなるようリアルタイムで自動的に整えられます。
- 新しい音声の録音と書き起こしにより、iPadで講義や会話を録音でき、書き起こしは音声と同期されるので、ユーザーは録音の中の特定の瞬間を探すことができます。
- iPadで新しいレベルのカスタマイズが可能になり、空いている場所であればどこにでもアプリのアイコンやウィジェットを配置できるホーム画面を通じて、ユーザーが自分らしさを表現するためのオプションがさらに増えます。アプリのアイコンやウィジェットは、ダークや色合い調整で新しい外観にしたり、より大きく表示したりできるので、ユーザーは自分にぴったりの体験を生み出せます。コントロールセンターは再設計され、ユーザーが毎日行うたくさんのことにさらにアクセスしやすくなり、ユーザーが最もよく使うコントロールの新しいグループにすばやくアクセスできるようになります。再設計されたコントロールセンターでは、ユーザーは、他社製アプリの新しいコントロールを整理することもできます。
- 写真アプリはこれまでで最大のアップデートが施され、iPadのより大きな画面を活かしたシンプルでカスタマイズ可能なアプリのレイアウトにより、ユーザーが探しているものをより簡単に見つけられるようにするパワフルな新しいツールを提供し、ユーザーはコンテンツをアルバムに整理しなくても、テーマごとにブラウズすることができます。
- メッセージでは、まったく新しいアニメーションによるテキストのエフェクト、再設計されたTapback、メッセージをあとで送信するようスケジュールできる機能が導入され、ユーザーは、つながりを保ったり自分らしさを表現するための新しい方法を利用できます。
より良い環境のために
新しいiPad miniは、環境に配慮して設計されており、筐体に100パーセント再生アルミニウム、すべてのマグネットに100パーセント再生希土類元素、複数のプリント基板のメッキに100パーセント再生金、はんだ付けに100パーセント再生スズを使用しています。新しいiPad miniはエネルギー効率に関するAppleの高い基準を満たしており、水銀、臭素系難燃剤、PVCを使用していません。パッケージの100パーセントが繊維をもとにした素材で作られており、2025年までにすべてのパッケージからプラスチックを取り除くというAppleの目標に一歩近づきました。
今日、Appleはカーボンニュートラルなグローバル企業であり、野心的な目標であるApple 2030の一環として、2030年までにApple全体のカーボンフットプリントにおいてカーボンニュートラルにするよう取り組んでいます。
価格と販売について
- 新しいiPad miniは、本日10月15日よりapple.com/jp/storeおよび米国を含む29の国と地域のApple Storeアプリで予約注文を開始します。10月23日(水)より、お客様へのお届けと同時に、Apple Store直営店とApple製品取扱店での販売を開始します。
- 新しいiPad miniはブルー、パープル、スターライト、スペースグレイから選ぶことができ、価格はWi-Fiモデルが78,800円(税込)から、Wi-Fi + Cellularモデルが104,800円(税込)からです。
- 新しいiPad miniのストレージは、前世代の2倍となる128GBからです。新しいiPad miniには、256GBと512GBの構成も用意されています。
- 新しいiPad miniの学生・教職員価格は69,800円(税込)からです。学生・教職員価格は大学、高等専門学校、専門学校の学生、これらの学校に進学が決まった生徒、大学受験予備校生、そのご両親、教育機関の教職員の方々などが対象です。詳しくは、apple.com/jp-edu/shopをご覧ください。
- Apple Pencil Proは、新しいiPad miniに対応しています。価格は21,800円(税込)、学生・教職員価格は19,800円(税込)です。Apple Pencil(USB-C)は13,800円(税込)、学生・教職員価格は11,800円(税込)です。
- 新しいSmart Folioは、チャコールグレイ、ライトバイオレット、デニム、セージから選ぶことができ、価格は 9,800円(税込)です。
- Appleは、最新のiPadを手に入れやすくする素晴らしい方法を提供しています。お客様がオンラインのApple Store、Apple Storeアプリ、またはApple Store直営店で今使っているiPadを下取りに出すと、新しいiPadの購入価格が割引になります。 apple.com/jp/shop/trade-inでお使いのデバイスの下取り額と利用規約をご確認いただけます。
- AppleCare+ for iPadは、比類のないサービスとサポートを提供します。これには、過失や事故による損傷に対する修理などのサービス(利用回数の制限なし)、バッテリー修理サービス、誰よりもiPadを知っているスタッフによる優先サポートが含まれます。
- Apple Storeから直接購入いただいたすべてのお客様は、パーソナルセットアップをご利用いただけます。このガイド付きのオンラインセッションでは、スペシャリストがセットアップを手順を追って説明します。新しいデバイスを最大限に活用できるような機能を中心に紹介することもできます。
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- iPad mini(A17 Pro)試作モデルとiPad mini(第6世代)量産モデルを使用し、2024年9月にAppleが実施したテスト結果によります。内蔵ベンチマークバージョン25000を使用し、Affinity Photo 2 v2.5.5.2636でテストを実施。パフォーマンステストは特定のiPadを使って実施したもので、iPad miniのおおよその性能を示しています。
- Apple Intelligenceは、A17 ProまたはM1以降を搭載し、デバイスとSiriの言語が英語(米国)に設定されたiPad向けに、無料のソフトウェアアップデートとして提供されます。初期機能は、今月、iPadOS 18.1でベータ版が提供され、さらに多くの機能が今後数か月の間に提供開始されます。Apple Intelligenceは年内に、オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、南アフリカ、英国で英語のローカライズに追加対応します。来年には、Apple Intelligenceは日本語、中国語、英語(インド)、英語(シンガポール)、フランス語、ドイツ語、イタリア語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語、ベトナム語など、さらに多くの言語に拡張する予定です。
- Wi-Fi 6Eは対応している国と地域で利用できます。