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新着情報 2023 年 11 月 6 日

Final Cut Proは、パワフルな新機能でMacとiPadでのビデオ編集を次のレベルに引き上げます

最新のアップデートでは、タイムライン操作の向上、アプリ内コンテンツの拡張、アフレコ収録により、編集プロセスを効率化します
MacとiPadのためのFinal Cut Proのアップデートされた体験が表示されているMacBook ProとiPad。
今月下旬に提供が開始されるMacとiPadのためのFinal Cut Proのアップデートは、ワークフローの効率化に役立つパワフルな新機能を提供します。
Appleは本日、ワークフローの効率化に役立つパワフルな新機能を提供する、MacとiPadのためのFinal Cut Proのアップデートを発表しました。Final Cut Proは、タイムラインの操作や整理が改善されたほか、複雑な編集をシンプルにする新しい方法が加わります。このアプリは、Appleシリコンの電力効率の高いパフォーマンスとオブジェクトトラッカーのためのまったく新しい機械学習モデルを活用し、複数のメディアエンジンを搭載するMacのモデルでは書き出し速度が劇的に向上します1。iPadのためのFinal Cut Proは、アフレコ収録への対応、アプリ内コンテンツのオプションの拡張、カラーグレーディングのプリセットの追加、ワークフローの向上など、ポータブルなMulti-Touchの編集体験をさらに強化します。これらのFinal Cut Proのアップデートは、今月下旬にApp Storeで提供が開始されます。

MacのためのFinal Cut Proの新機能

MacのためのFinal Cut Proの最新のアップデートは、複雑な編集をシンプルにする新しいツールと、劇的に向上した書き出し速度をクリエイターに提供します。
パワフルな整理ツール
クリエイターが複雑なタイムラインの編集中でもフローを途切れさせることなく作業できるように、Final Cut Proにタイムラインの自動スクロールが加わります。再生中に再生ヘッドの下にクリップが常に表示されるので、作業に集中しやすくなります。さらに、ズームツールまたはキーボードショートカットを使って、再生中にタイムラインの表示を動的に調整できます。
MacのためのFinal Cut Proのワークフローの一部として表示されているユーザーのタイムライン。
Final Cut Proにタイムラインの自動スクロールが加わり、再生中に再生ヘッドの下にクリップが常に表示されるので、作業に集中しやすくなります。
また、このアップデートでは、編集時にタイムラインの構成を一目で把握できるようになり、割り当てられたロールに応じてクリップを簡単に見分けることができるようになるほか、ビデオとオーディオのロールのカラーが見やすくなります。見分けやすいカラーになったことで、ユーザーはタイムラインインデックスを使ってロール別にクリップを特定し、ハイライトすることもできます。
MacのためのFinal Cut Proのユーザーのワークフローの一部として表示されている、タイムラインインデックス。
アップデートされたFinal Cut Proでは、ユーザーはタイムラインインデックスを使ってロール別にクリップを特定し、ハイライトできます。
ユーザーは、タイムライン上の複雑なセクションを瞬時に整理してこれまで以上に効率的に作業できるほか、重なり合う接続クリップのグループを選択して結合し、1つの接続されたストーリーラインにまとめて編集を微調整することができます。さらに効率的に整理するために、接続したクリップを既存の接続されたストーリーラインにつなげることもできます。
MacのためのFinal Cut Proのワークフローで、接続されたストーリーラインにするようユーザーに表示されるメニュー。
ユーザーは、タイムライン上の複雑なセクションを瞬時に整理できるほか、重なり合う接続クリップのグループを選択して結合し、1つの接続されたストーリーラインにまとめることで編集を微調整することができます。
Appleシリコンのためにさらに最適化
映像のプロは、複数のプロジェクトを同時に手がけることがよくありますが、このアップデートにより、プロジェクトの書き出しがこれまで以上に高速になります。利用可能なメディアエンジンにビデオのセグメントを自動的に送って同時に処理し、H.264とHEVCの書き出しを高速化できます。
オブジェクトトラッキングは、まったく新しい機械学習モデルにより、驚異的なエフェクトの作成において幅広い可能性を提供します。Appleシリコン搭載のMacでは、オブジェクトトラッカーを使って顔などのオブジェクトの動きを解析する時に、解析結果が向上します。解析方法を自動に設定すると、Final Cut Proが最適な解析方法を選択します。

iPadのためのFinal Cut Proの新機能

iPadのためのFinal Cut Proの最新アップデートは、映像クリエイターが録画、編集、仕上げ、共有のすべてを1台のデバイスで行える、パワフルなツールセットを提供します。
新しいアフレコの機能
このアップデートでは、ライブオーディオの追加がさらに便利になります。クリエイターは、iPadで内蔵マイクまたは外付けマイクを使って、タイムラインで直接ナレーションやライブオーディオを簡単に録音できます。タイムラインの再生中に録音をタップするか、アフレコを開始したい正確なポイントを見つけ、カウントダウンを使って録音を開始できます。
ワークフローのメリット
ユーザーは、プロ向けのカメラモードで手ぶれ補正をオンにして映像のぶれを改善し、ビデオをスムーズにすることも、オフにしてアクションや動きを強調することもできます。映像はプロジェクトに直接取り込めるので、接続されたストーリーラインなどの新たに強化された機能を利用して、さらに早く編集を始めることができます。
iPadのためのFinal Cut Proのワークフローの一部として、ユーザーの接続されたクリップが表示されている。
クリエイターは、接続されたクリップまたはストーリーラインのグループを選択してつなぎ合わせ、1つのストーリーラインにまとめて効率を高めることができます。
クリエイターは、接続されたクリップまたはストーリーラインのグループを選択してつなぎ合わせ、1つのストーリーラインにまとめて効率を高めることができます。新しいグループコマンドは、マグネティックタイムラインのパワーと接続クリップを組み合わせてタイムラインを整理します。
新しいキーボードショートカットを使ってアフレコとクリップのグループ化ができるので、編集がさらに高速になります。ユーザーは、新しい数々の美しいカラーグレーディングのプリセットと、選りすぐりの新しいタイトルとジェネレータを使って、ビデオを完璧な見栄えに調整して仕上げることができます。
iPadのためのFinal Cut Proは、iOSのためのiMovieで作成したプロジェクトの読み込みにも対応しており、iPadユーザーはFinal Cut ProプロジェクトをMacに書き出して、高度な色補正や豊富なサードパーティのコンテンツオプションなどの拡張ツールを使うことができます2
iPadのためのFinal Cut Proのワークフローの一部として表示されている、カラーグレーディングのプリセットのメニュー。
ユーザーは、新しく用意された数々の美しいカラーグレーディングのプリセットと、選りすぐりの新しいタイトルとジェネレータを使って、ビデオを完璧な見栄えに調整して仕上げることができます。
価格と販売について
  • Final Cut Pro 10.7は今月下旬より、既存ユーザーには無料アップデートとして、新規ユーザーにはMac App Storeを通じて299.99ドル(米国)で提供されます。すべてのユーザーは、Final Cut Proの90日間無料トライアルをダウンロードできます。詳しくはapple.com/jp/final-cut-proをご覧ください。
  • iPadのためのFinal Cut Pro 1.3は今月下旬より、既存ユーザーには無料アップデートとして提供され、新規ユーザーはApp Storeで月々4.99ドル(米国)または年間49ドル(米国)のサブスクリプションとして利用でき、1か月間の無料トライアルがあります。Final Cut ProはM1チップ搭載のiPadモデル以降に対応しており、iPadOS 16.6が必要です。詳しくはapple.com/jp/final-cut-pro-for-ipadをご覧ください。
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  • 記事本文

  1. macOS Sonoma以降、およびApple M1 Max、M1 Ultra、M2 Max、M2 Ultra、M3 Maxを搭載したMacが必要です。
  2. iOSのためのiMovie 3.0以降とFinal Cut Pro 10.7以降が必要です。

お問い合わせ先

Apple Japan 広報部

japan_press@apple.com