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2023 年 11 月 6 日
Apple、MacとiPadで音楽を制作するためのパワフルなツールでLogic Proをパワーアップ
新しいMastering Assistant、32ビットレコーディング、MacのSample AlchemyとBeat Breaker、iPadのQuick Sampler Recorderモードや、その他の機能が含まれます
Appleは本日、MacとiPadで利用できるパワフルな新機能でLogic Proをアップデートしました。新しいMastering Assistantと、直感的に使える音作りのためのツールのプロ向けパレットにより、ミュージシャンはリリース準備の整ったミックスをかつてない速さで完成させることができます。MacのためのLogic Proは、Sample Alchemyで驚くようなサンプル操作をしたり、Beat Breakerで大胆にサウンドを一新したりシャッフルし直したりする機能を備えます。iPadのためのLogic Proは、ユーザーがiPadの内蔵マイクを使って「発見したサウンド」をすばやく取り込み、カスタム演奏可能なインスト音源をすぐに作成できるQuick Sampler Recorderモードなど、さらにパワフルな機能を提供します。自身のサンプルコレクションを持つプロデューサーやビートメーカーは、Split Viewやステージマネージャなどの改良されたマルチタスク機能を使って、キットやカスタム音源をすばやく構築できます。また、MacとiPadの間で簡単にプロジェクトを行き来させることができるので、ツアーの移動中やスタジオでも音楽制作を引き続き行うことができます。
MacとiPadに登場する新機能
Mastering Assistantは、リリース準備の整ったミックスにプロフェッショナルな最終の磨きを加える、迅速で簡単な方法をクリエイターに提供します。ミックスが完成すると、Mastering Assistantはオーディオを瞬時に分析し、ダイナミクス、周波数バランス、音色、ラウドネスといった要素を調整して、サウンドに専門的な改良を加えることができます。クリエイターは、Mastering Assistantの初期処理を出発点として、直感的なコントロールを使ってそれぞれの設定を微調整することもでき、車内でもクラブでも素晴らしく聴こえる音のミックスを実現します。
Logic Proは、対応するオーディオインターフェイスと組み合わせて使用する場合、32ビットフロートレコーディングに対応します。これは、アーティストがよりダイナミックな楽器や演奏をレコーディングする際に起こりうるデジタルクリッピングを最小限に抑えるのに役立ちます。32ビットフロートでは、より低レベルで録音されたものでもノイズフロアを上げずに簡単に増幅でき、スタジオ品質のオーディオとポストプロダクションにおける柔軟性を提供します。
MacのためのLogic Proの新機能
今年前半にiPadのためのLogic Proに導入されたSample AlchemyとBeat Breakerが、MacのためのLogic Proでも利用できるようになります。Sample Alchemyでは、グラニュラー合成、加算合成、スペクトル合成などの様々なテクニックを使って、一つのオーディオサンプルを演奏可能な楽器に変換することができます。アーティストは、ユニークなサウンドベッド、パッド、エフェクト、リズムを幅広く作成できるようになり、創造性の限界を押し広げることができます。
Beat Breakerのマルチエフェクトプラグインを使えば、クリエイターは、リアルタイムでオーディオを大胆に一新したりシャッフルし直したり、オーディオをスライスしたり、アレンジし直したり、スクラッチエフェクトを追加することができます。それぞれのスライスのスピード、方向、ボリューム、リピート回数を変えることで、ミュージシャンは複雑なパターンを簡単に定義でき、その場で変更することができます。
トラック領域の「ツール」メニューと時間ベースのエディターに「Slip」と「Rotate」のツールが加わり、ユーザーはリージョンの境界を変更せずに、オーディオおよびソフトウェア音源のリージョン内のコンテンツを移動できるようになりました。
本日のMacのためのLogic Proのアップデートは、2つの新しいサウンドパックを導入します。Hybrid Texturesサウンドパックには70パッチのコレクションとSample Alchemyをフィーチャーした80以上のApple Loopsが含まれ、Vox Melodicsサウンドパックには475以上のリリックフレーズ、フック、レイヤーハーモニー、FX、ワンショットの多様なコレクションが含まれます。ユーザーはサウンドライブラリを使用して、アプリのすべての無料サウンドパックをダウンロードできます。
iPadのためのLogic Proの新機能
Quick Samplerプラグインを使えば、ほぼすべてのサウンドからすばやくサンプル音源を作成できます。新しいRecorderモードでは、内蔵マイクまたは接続されたオーディオ入力でオーディオを直接録音して、楽器の音やドラムキットを作成できるので、どこにいても音源を制作できます。
クリエイターは、Split Viewやステージマネージャを使って、Logic Proとボイスメモやファイルアプリなどのほかのアプリの間をシームレスに行き来できるようになります。Split Viewでは、サイズ変更可能なビューに画面を分割して2つのアプリ、または同じアプリの2つのウインドウを開くことができ、ステージマネージャでは、ウインドウのサイズを変更したり、複数のウインドウを重ねて1つのビューとして表示したり、タップしてアプリ間を切り替えたりすることができます。
ユーザーは指で上下にドラッグするだけで複数のサンプル、ループ、音源をプレビューし、ブラウザで最適なサウンドをすばやく見つけることができます。さらに、ユーザーはファイルアプリから独自のサンプルを選んでLogic Proにドラッグし、簡単にドラムキットを構築したりプロジェクトにステムを追加したりできます。
Mastering Assistant、Sample Alchemy、Beat Breaker、ビート作成、オートメーション、サウンドパック、プレイサーフェスなど、幅広いトピックをカバーする追加のインストラクションが、Logic Proの人気のアプリ内レッスンに加わります。Hybrid TexturesサウンドパックがiPadのためのLogic Proにも対応し、クリエイターにSample Alchemyのパワーと奥深さを探求する新たな素材を提供します。
価格と販売について
- Logic Pro 10.8は本日より、既存ユーザーには無料アップデートとして、新規ユーザーにはMac App Storeを通じて199.99ドル(米国)で提供されます。ユーザーはLogic Proの無料トライアルをダウンロードできます。MacのためのLogic Proを使用するには、macOS Ventura 13.5以降が必要です。詳しくはapple.com/jp/logic-proをご覧ください。
- iPadのためのLogic Pro 1.1は本日より、既存ユーザーには無料アップデートとして提供され、新規ユーザーはApp Storeで月々4.99ドル(米国)または年間49ドル(米国)のサブスクリプションとして利用でき、1か月間の無料トライアルがあります。iPadのためのLogic Proを使用するには、iPadOS 17以降およびApple A12 Bionicチップ以降を搭載したiPadが必要です。詳しくはapple.com/jp/logic-pro-for-ipadをご覧ください。
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