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2023 年 10 月 31 日
「Scary Fast」の舞台裏：iPhoneで撮影し、Macで編集したAppleの基調講演イベント
10月31日（火）に開催された、M3チップファミリーを搭載したまったく新しいMacBook ProとM3を搭載した24インチiMacを発表したAppleのスペシャルイベント「Scary Fast」では、影のスター的存在である立役者が舞台裏で活躍していました。イベントに登場したプレゼンター、ロケーション、ドローン映像はすべて、プロのクリエイターや映画製作者に好まれているスマートフォン、iPhone 15 Pro Maxを使って撮影されました。受賞歴のある「Jim: The James Foley Story」や「Living with Lincoln」で知られる、ドキュメンタリー映画製作者のブライアン・オークス氏が指揮した「Scary Fast」の撮影では、iPhone 15 Pro Maxが現場の中心で活躍していたのです。
iPhone 15 Pro Maxのカメラシステムは、スマートフォンの中で最高峰のビデオ撮影を可能にし、その品質はプロ向けのビデオカメラに匹敵します。iPhone 15 Pro Maxでは、クリエイターはApple LogエンコードのProResを最大4K60fpsで外付けドライブに録画でき、ポストプロダクションのカラーグレーディングのためのより精細なディテールを保持することができます。iPhone 15 ProとiPhone 15 Pro Maxは、カラーワークフローの世界標準であるアカデミーカラーエンコーディングシステム（ACES）規格に対応した世界初のスマートフォンでもあります。
「iPhone 15 Pro Maxでも、いつもと同じ複雑な撮影ができました。ユーザーのビジョンや個性を表現するためのすべてが揃っています。iPhoneの画質は、このような撮影を多くの人々の手に届くようにするものです」と、オークス氏は述べています。
製作にアドバイスを提供したのは、「トップガン マーヴェリック」「ターミネーター：ニュー・フェイト」などのクレジットに名を連ねる、プロのワークフローのビデオスペシャリストであるAppleのジョン・カーと、「トランスフォーマー／ダークサイド・ムーン」「アバター」「アイアンマン2」などの製作に携わったジェフ・ウォズニアック氏です。「今年、iPhone 15 Pro Maxは、ProResを外付けドライブに録画する機能とApple Logが加わって、大きくパワーアップしました。さらに、すべての最高級のデジタルカメラで撮影できるLogは、私たちの好みや持ち味を出せるフォーマットです」とウォズニアック氏は述べています。
「これをプロの監督の手に委ねれば、現場では機材を変える必要もなく、いつもの撮影手法を何も変えなくていいのですから、とても素晴らしいことです」とカーが付け加えます。
さらに、複数のiPhone 15 Pro Maxデバイスを使って映像を撮影したこのチームは、iPhone 15 Pro、Blackmagic Cameraアプリ、Tentacle Syncを製作に取り入れて、Appleエコシステムの真の力を示しました。Bluetooth経由で接続したTentacle Syncは、タイムコードを生成し、製作を通して、Macやプレビュー画面など、セットにあるすべてのデバイスを同期します。製作時、ケージやリグなどのBeastgripアクセサリも使用しました。
「Scary Fast」が生まれた舞台裏をご紹介します。
M3チップファミリー搭載の新しいMacBook Proと24インチiMacの発表では、製作全体にわたって、iPhone 15 Pro MaxとMacコンピュータで作業する映画製作者、エディター、カラリストのクルーが関わっていました。
新しいUSB-Cコネクタを備えたiPhone 15 Pro Maxは、対応するUSB 3ケーブルを接続すれば最大10Gbpsの転送速度を実現し、データ転送に大きな飛躍をもたらします。これは外付けSSDドライブへのProResビデオの直接録画などの新しいワークフローに対応するので、クルーはほぼリアルタイムで映像を確認し、その場で調整することができます。ポストプロダクションでは、エディターはApple Logのより広いダイナミックレンジを活用することができ、カラーグレーディングにさらなるコントロールと柔軟性がもたらされます。
夜の闇に包まれたApple Parkで撮影された「Scary Fast」は、iPhone 15 Pro Maxの明るさが足りない場面でのビデオ性能の向上を際立たせました。ProRes Logエンコードにより、iPhone 15 Pro Maxが捉える明るさの範囲が以前のモデルよりさらに広がり、全体的なダイナミックレンジの改善と、ポストプロダクションにおけるカラーグレーディングの柔軟性の向上につながっています。「iPhone 15 Pro Maxで撮影した映像を初めて見た時、すぐに嬉しい驚きがありました。 iPhone 15 Pro Maxの画像の品質は素晴らしいものです。これは本物です。私が作業して、実際の仕上がりを見て、今もこのプロジェクトを進めているのですから確信をもって言えます」と、今回のプレゼンテーションのカラリストであり、「ストレンジャー・シングス 未知の世界」「イコライザー THE FINAL」「ワイルド・スピード／ファイヤーブースト」などのプロジェクトに携わったCompany 3のCEO、ステファン・ソネンフェルド氏は述べています。
iOSユーザーのために特別に設計されたBlackmagic Cameraアプリを使って、撮影クルーはBlackmagic Designの受賞歴のあるデジタルフィルムカメラと同じインターフェイスを利用できました。このインターフェイスは、長編映画、テレビ番組、ドキュメンタリーで使われたものと同じツールを備えています。App Storeから現在は無料で入手できるこのアプリは、iPhoneにデジタルフィルムカメラのコントロールを追加し、iPhone 15 Pro MaxではApple Logエンコードに対応しています。「素晴らしいサードパーティデベロッパであるBlackmagic Designとともに、私たちは舞台裏で膨大な量の仕事を行いました。このデベロッパが作り出した素晴らしいアプリにより、多数のモニターを使って大人数のクルーが働くことができ、誰もが従来通りのやり方で作業できました」とカーは述べています。
撮影現場では、クルーが従来の撮影手法を採用しながら、ドローンも使って、iPhone 15 Pro Maxでシームレスに各シーンを撮影し、新しいMacBook Proに映し出していました。「クレーンもあれば、移動式の撮影台もある。映画製作者が望む機材がすべて揃い、皆がよく動いて自分の仕事をしています。とてもエキサイティングで活気に満ちた現場です」とオークス氏は述べています。
iPhoneの驚異的な汎用性と使いやすさについて振り返りながら、ソネンフェルド氏はこう述べています。「私が思うiPhoneの一番素晴らしい点は、すべてのユーザーが驚くべき量の情報にアクセスできるようになることです。また、とても直感的なオペレーティングシステムを搭載しているので、私でも、私の7歳の子供でも、誰もが手に取ってすぐに使いこなせます」
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