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新着情報 2023 年 5 月 11 日

App Storeの小規模デベロッパ、
過去2年間で71パーセントの増益

独立した調査により、小規模デベロッパに回復力がみられ、大規模デベロッパを超える速さで成長していることが明らかになりました
Analysis Groupのエコノミストによる独立した調査で、App Storeの小規模デベロッパは、大規模デベロッパを上回るペースでビジネスを成長させ、世界中のより多くの顧客に到達していることが明らかになりました。App Storeの幅広いツールや取り組みに支えられて、年間の収益額が100万ドル未満、年間ダウンロード数が100万未満と定義される世界中の小規模デベロッパは、2020年から2022年までに収益を71パーセント増加させました。

新しい可能性とグローバルな成長を見出す起業家たち

「Small Business Developers and App Creators on the App Store in 2022(2022年のApp Storeの小規模事業者デベロッパとアプリケーションクリエイターに関する調査)」という新しい調査で、Analysis Groupのエコノミストは、2020年以降にストアで活動した小規模デベロッパの収益成長率が大規模デベロッパの収益成長率を上回っており、これはこれらの起業家がユーザーのニーズを引き出す新しい方法を見つけたためであると示しています。App Storeの全デベロッパの中で90パーセント以上を占める小規模デベロッパは、すべてのアプリケーションカテゴリで収益が増加しています。特に、小規模事業者デベロッパが提供する健康やフィットネス、スポーツ、ライフスタイルのアプリケーションは、過去2年間で収益が2倍以上になりました。
あらゆる規模のデベロッパが175か国、40以上の言語、世界中で20億台以上のアクティブなデバイスを使用する顧客基盤を持つApp Storeのグローバルに展開できるメリットを活用して、ビジネスを成功へと導いていきます。2022年には、小規模デベロッパの約80パーセントが複数の国・地域に進出し、全小規模デベロッパが提供しているアプリケーションの総ダウンロード件数の約40パーセントが、そのデベロッパが所在する国以外のユーザーによるものでした。さらに、エコノミストによると、複数のストアでデジタル商品とサービスを販売してアプリケーションから収益を得ているデベロッパは、平均して40以上のストアでユーザーから収益を得ています。
「Global Entrepreneur on the App Store」というタイトルのインフォグラフィックには次の統計が示されています。1)App Storeの全デベロッパの90パーセントが小規模デベロッパです。2)活動している小規模デベロッパは2020年から2022年の間に収益を71パーセント増加させました。3)2022年の小規模デベロッパのアプリケーションのダウンロード件数の40パーセントが、デベロッパが所在する国以外からのものでした。4)2020年には、小規模デベロッパの80パーセントが複数のストアで活動していました。5)大規模デベロッパと比較すると小規模デベロッパの収益成長率は4.5倍でした。6)100万ドル以上の収益を上げたアプリケーションクリエイターのうち40パーセントは、5年前はApp Storeで活動していなかった、または収益が1万ドル未満でした。
この調査では、デベロッパが小さなチームから事業を拡大して成長し、世界中のユーザーに到達できるようになるために、App Storeが役に立ったことも明らかになりました。2022年にApp Storeでデジタル商品とサービスを販売し、100万ドル以上の収益を上げたデベロッパの多くは、以前は小規模デベロッパでした。これらの世界中のデベロッパのうち40パーセントは、わずか5年前はApp Storeで活動していなかったか、収益が1万ドル未満でした。
また、Analysis Groupのエコノミストによると、2022年には世界中から数千もの新しいデベロッパと起業家がApp Storeに参入しました。この新しいデベロッパたちの所在地の内訳は、約25パーセントがヨーロッパ、23パーセントが中国、14パーセントが米国、4パーセントが日本、そして35パーセントが韓国、インド、ブラジルなどを含むその他の地域となっています。

増え続けるデベロッパ向けのリソース

あらゆる規模のデベロッパが、App Storeのグローバル展開のメリットを活用してビジネスを成功へと導いていきます。Appleは、App Store Small Business Program、Apple Entrepreneur Camp、App Accelerators、App Store Foundations Program、Apple Developer Academiesなど、App Storeの小規模デベロッパを支援するための多くの取り組みを行っています。さらに、App Storeセッション、Ask Apple、Tech Talksなど、情報提供を目的とした継続的なシリーズは、年間を通じてAppleのエキスパートと直接つながり、入手可能な最新の機能とテクノロジーに関するインサイト、サポート、フィードバックを得るためのさらなる機会をデベロッパに提供します。
25万以上のAPIがあるソフトウェア開発キット(SDK)やデベロッパサービスなど、無料のツールやフレームワークが幅広く揃っており、デベロッパがiOS、iPadOS、macOS、tvOS、watchOS向けアプリケーションを構築するのをサポートします。これらのツールは、デベロッパが新機能を簡単にすばやくアプリケーションに追加し、機械学習や拡張現実などのパワフルな機能を利用できるようにします。Swift Student Challengeのほか、Everyone Can CodeやSwift Playgroundsのような一般公開されているツールは、コーディングテクノロジーのパワーを利用しやすくインクルーシブなものにします。
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