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プレスリリース 2023 年 5 月 9 日

Apple、iPadのためのFinal Cut ProとLogic Proを発表

これらのプロ向けのアプリケーションは、iPadのために設計されたパワフルな機能を搭載し、映像や音楽のクリエイターに究極のモバイルスタジオを提供します
2台のiPadデバイスに表示されたFinal Cut ProとLogic Pro。
iPadの持ち運びやすさ、パフォーマンス、タッチを前提としたインターフェイスに合わせて設計されたパワフルで直感的なツールにより、Final Cut ProとLogic Proは、映像や音楽の制作のための究極のモバイルスタジオになります。
カリフォルニア州クパティーノ Appleは本日、iPadのためのFinal Cut ProおよびLogic Proを発表しました。映像や音楽のクリエイターは、iPadでのみ可能な新しい方法で創造性を発揮できるようになります。iPadのためのFinal Cut ProおよびLogic Proは、直感的で即時に操作できるMulti-Touchによってユーザーがワークフローを強化できる、まったく新しいタッチインターフェイスをもたらします。iPadのためのFinal Cut Proは、映像クリエイターが録画、編集、仕上げ、共有のすべての作業を1台のポータブルデバイスで行える、パワフルなツールセットを導入します。iPadのためのLogic Proは、プロフェッショナルな音楽制作のパワーを、場所を問わずにクリエイターの手に届け、作曲、ビート作成、録音、編集、ミキシングのための洗練されたツールの完全なコレクションを搭載しています。iPadのためのFinal Cut ProおよびLogic Proは、App Storeでサブスクリプションとして5月24日(水)から提供が開始されます。
「iPadのためのFinal Cut ProとLogic Proを発表できることを嬉しく思っています。これにより、クリエイターは新しい方法で、そしてさらに多くの場所で、創造性を発揮できるようになります。iPadの持ち運びやすさ、パフォーマンス、タッチを前提としたインターフェイスに合わせて設計された直感的でパワフルなツールのセットにより、Final Cut ProとLogic Proは究極のモバイルスタジオを提供します」と、Appleのワールドワイドプロダクトマーケティング担当バイスプレジデントであるボブ・ボーチャーズは述べています。
iPadのためのFinal Cut ProおよびLogic Proは、5月24日(水)より、App Storeでサブスクリプションとして提供が開始されます。

iPadのためのFinal Cut Pro

iPadのためのFinal Cut Proは、まったく新しいタッチインターフェイスと直感的なツールを導入し、映像クリエイターに新しいワークフローを解き放ちます。新しいジョグホイールにより編集プロセスがこれまで以上に簡単になり、ユーザーはコンテンツをまったく新しい方法で操作できるようになります。ユーザーは指先でタップするだけで、マグネティックタイムラインを移動したり、クリップを動かしたり、フレーム単位で正確な編集をすばやく行うことができます。さらに、直感的で即時に操作できるMulti-Touchジェスチャーが、ユーザーの創造性を新たな高みへと押し上げます。 
ライブ描画を使うと、Apple Pencilで映像コンテンツの上に直接描画したり文字を書いたりすることができます。M2搭載のiPad Proでは、Apple Pencilによるポイント機能で、画面にまったく触れることなく、映像素材をすばやくスキミングしてプレビューできるようになります1。また、Magic KeyboardやSmart Keyboard Folioを追加してキーコマンドを活用することで、ワークフローを高速化することもできます2。クリエイターは、12.9インチiPad Proに搭載されたLiquid Retina XDRディスプレイを利用することで、美しいHDRビデオを表示して編集したり、リファレンスモードを使って正確にカラーグレーディングを行うことができます。

プロ向けのカメラモードとマルチカムビデオ編集

プロ向けのカメラモードにより、iPadでの制作プロセスをより一層コントロールできるようになります。映像クリエイターは縦向きまたは横向きで高品質のビデオを撮影したり、オーディオや使用可能な録画時間をモニタリングしたり、焦点、露出、ホワイトバランスなどの設定をマニュアルでコントロールできます。クリエイターは撮影、編集、公開を現場で1つのデバイスから行うことができ、M2搭載のiPad Proでは、ユーザーはProResで録画することもできます3。マルチカムビデオ編集により、クリップが自動的に同期され、まとめて編集されるので、ユーザーは指先だけでマルチカムクリップのアングルを切り替えることもできます。

機械学習を活用したFast Cut機能

iPadのためのFinal Cut ProはAppleシリコンのパワーと機械学習を活用し、時間のかかる編集タスクを高速化します。シーン除去マスクにより、クリエイターはグリーンスクリーンを使わずにすばやくクリップの被写体の後ろにある背景を除去したり置き換えたりすることができます。自動クロップでは、映像を縦長、正方形、またはその他のアスペクト比に調整でき、「声を分離」では現場で録音したオーディオから背景ノイズを簡単に除去できます。
シーン除去マスクでは、機械学習を活用してショットを分析して被写体を分離し、タップするだけで背景を除去できます。

プロ向けのグラフィックス、エフェクト、オーディオ

映像クリエイターは、プロ向けのグラフィックス、エフェクト、オーディオの豊富なライブラリから選んで、自分のストーリーをより魅力的に伝えることができます。これには、美しいHDRの背景、カスタマイズできるアニメーション表示パターン、ビデオの長さに自動的に調整されるプロ向けのサウンドトラックなどが含まれます。

読み込みと書き出し

エディターは、サポートされているメディアをファイルまたは写真アプリケーションから読み込み、Final Cut Proプロジェクト内に直接保存できます。iPadのためのFinal Cut Proは、iOSのためのiMovieで作成したプロジェクトの読み込みにも対応しており4、iPadユーザーはFinal Cut ProプロジェクトをMacに書き出すことができます5

iPadのためのLogic Pro

iPadのためのLogic Proは、Logic ProのパワーとiPadの持ち運びやすさを組み合わせてオールインワンのプロ向けの音楽制作アプリケーションを実現しています。Multi-Touchジェスチャーで、音楽クリエイターはソフトウェア音源を演奏し、コントロールを自然に操作できるほか、ピンチして拡大したりスワイプしてスクロールする動作で複雑なプロジェクトを操作できます。Plug-in Tilesによって、最も便利なコントロールをクリエイターの指先で操作できるため、簡単にすばやくサウンドを形作ることができます。ユーザーは、iPadに内蔵されているマイクを使って、音声や楽器の録音を取り込むことができ、iPad Proのスタジオ品質の5つのマイクを使うと、ほぼすべての空間を録音スタジオに変えることができます。また、クリエイターは正確な編集を行うことができ、Apple Pencilを使って詳細なトラックオートメーションを描いて、Smart Keyboard FolioまたはMagic Keyboardを接続することで音楽制作を加速するキーコマンドを活用できます。

まったく新しいサウンドブラウザ

まったく新しいサウンドブラウザは、ダイナミックフィルタリングにより音楽クリエイターがひらめいた時にいつでも完璧なサウンドを見つけるのに役立ちます。サウンドブラウザは、使用できる音源パッチ、オーディオパッチ、プラグインプリセット、サンプル、ループをすべて一か所に表示して、ユーザーはプロジェクトにロードする前にタップしてサウンドをチェックすることができるため、時間が節約され、制作フローが途切れることがありません。
iPad Proに表示されているLogic Proの新しいサウンドブラウザ。
まったく新しいサウンドブラウザにより、音楽クリエイターがひらめいた時にいつでも完璧なサウンドを見つけるのがこれまで以上に簡単になります。

プロ向けの音源とエフェクトプラグイン

クリエイターは、Logic Proの100を超えるパワフルな音源とエフェクトプラグインを使用して音楽の音質を形作ることができます。ビンテージEQ、コンプレッサー、リバーブなどのエフェクトによりユーザーはトラックを細かく調整できます。クリエイターは、様々な演奏のための画面上でMulti-Touchにより楽器を演奏することができます。iPadのLogic Proにはリアルな音を奏でる音源とパワフルなシンセの膨大なコレクションが用意され、これには指でタップするだけであらゆるオーディオサンプルを生まれ変わらせる新しいサンプル操作音源であるSample Alchemyが含まれています。

ビートの作成とプロダクションツール

プロデューサーは、ビートの作成とプロダクションのツールセットを使用してサンプルを細かく切ったり、並べ替えたり、ビートやベースラインを打ち込んだり、自分だけのドラムキットを作成することができます。タイミングとピッチのモーフィングのためのプラグインであるBeat Breakerを使うと、音楽クリエイターはスワイプやピンチで大胆にサウンドを一新したりシャッフルしたりできます。Quick Samplerでは、オーディオサンプルを細かく切ったり、変化させて、演奏できるまったく新しい音源に作り変えることができます。また、ステップシーケンサーを使えば、ユーザーはドラムパターン、ベースライン、メロディを打ち込んだり、ほんの数ステップでプラグインを自動化することもできます。Drum Machine Designerでは任意のドラムパッドにサンプルや独自のプラグインを適用して、カスタムドラムキットを作成できます。Live Loopsを使うと、ユーザーは音楽のループをミックス、マッチングして、インスピレーションを得ながらすばやくアレンジを組み立てられます。

プロ仕様のミキサー

チャンネルストリップ、ボリュームフェーダー、パンコントロール、プラグイン、センド、正確なオートメーションがそろった、フルスペックのミキサーは、iPadだけでプロのミキシングを作成するために必要なものすべてをユーザーに提供します。クリエイターは、Multi-Touchで直感的にミキシングをして、一度に複数のフェーダーを移動できるほか、ミキサーメーターブリッジによりトラックレベルの概要をすばやく確認することも、すべてiPadからできます。
iPadデバイスに表示されたプロ仕様のミキサー
フルスペックのミキサーは、iPadだけでプロのミキシングを作成するために必要なものすべてをユーザーに提供します。

読み込みと書き出し

iPadのためのLogic Proはラウンドトリップ互換をサポートしているため、MacのためのLogic ProとiPadのためのLogic Proの間でのプロジェクトの移動が簡単にできます6。iPadユーザーは完成した曲を様々な圧縮されたロスレスのオーディオフォーマットや、個々のオーディオトラックのステムで書き出すことができます。音楽クリエイターはiPadのためのLogic Proでサウンドトラックを作成して、iPadのためのFinal Cut Proで読み込むことができるため、音楽と映像にまたがって取り組む際に優れた柔軟性を提供します。iPadのためのLogic Proは、iOSのためのGarageBandで作ったプロジェクトを開くこともできるため、ユーザーはプロ向けの機能とワークフローで音楽を次のレベルへ引き上げることができます7
価格と販売について
iPadのためのFinal Cut ProおよびiPadのためのLogic Proはそれぞれ5月24日(水)よりApp Storeで月額700円または年額7,000円で利用でき、1か月間の無料トライアルも用意しています8。Final Cut ProはM1チップ以降を搭載したiPadモデルと互換性があります。Logic ProはA12 Bionicチップ以降を搭載したiPadモデルで利用可能になります。iPadのためのFinal Cut ProおよびiPadのためのLogic ProはiPadOS 16.4が必要です。詳しくは、apple.com/jp/final-cut-pro-for-ipadapple.com/jp/logic-pro-for-ipadをご覧ください。
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  • 記事本文

  1. iPad Pro 11インチ(第4世代以降)またはiPad Pro 12.9インチ(第6世代以降)およびApple Pencil(第2世代)が必要です。
  2. Apple Pencil、Magic Keyboard、Smart Keyboard Folioは別売りです。在庫が限られている場合があります。一部の機能はApple Pencil(第2世代)のみに対応します。
  3. iPad Pro 11インチ(第4世代以降)またはiPad Pro 12.9インチ(第6世代以降)が必要です。
  4. iOSのためのiMovie 3.0以降が必要です。
  5. Final Cut Pro 10.6.6以降が必要です。
  6. ラウンドトリップ互換には、MacのためのLogic Pro 10.7.8とmacOS 12.3以降が必要です。
  7. iOSのためのGarageBand 2.3.14以降とiOS 16以降が必要です。
  8. 無料トライアルは新規登録の方のみが対象です。キャンセルしない限り、サブスクリプションは表示の月額料金または年間料金で更新されます。 制限およびその他の条件が適用されます。料金は変更される場合があります。

お問い合わせ先

Apple Japan 広報部

press@apple.co.jp