プレスリリース
2023 年 5 月 31 日
App Storeのデベロッパは、2022 年にApp Store経済圏で合 計1.1兆ドルの売上を記録
売上の90パーセント以上は、Appleに手数料が支払われることなく、デベロッパの収益となります
最新の調査によると、App Storeで成立した売上は前年比で29パーセント増加し、App Store経済圏の強さと回復力が裏付けられています
最新の調査によると、App Storeで成立した売上は前年比で29パーセント増加し、App Store経済圏の強さと回復力が裏付けられています
カリフォルニア州クパティーノ Appleは本日、App Store経済圏は2022年にデベロッパが1.1兆ドルの売上を記録することに貢献したことを発表しました。これは力強く粘り強い成長を遂げたデベロッパの実績を土台としたもので、Analysis Groupのエコノミストによる独立した調査で示されたものです。App Storeは、世界中のデベロッパに驚くような機会を創出し続けています。App Storeでの売上の90パーセント以上は、Appleに手数料が支払われることなく、デベロッパやあらゆる規模の事業者の収益となっています。
現在、App Storeのデベロッパには、アプリケーションを収益化し、ビジネスを成功させるための方法がこれまで以上に豊富に提供されています。Analysis Groupのエコノミストの推計によると、App Storeのデベロッパが昨年生み出した売上の総額は、商品とサービスの販売で9,100億ドル、アプリケーション内広告で1,090億ドル、デジタル商品とサービスの販売で1,040億ドルにのぼります。
「私たちは今、かつてないほど世界中の素晴らしいデベロッパコミュニティに希望を抱き、刺激を受けています。この報告書に示されているように、App Storeは活気があり、機会にあふれる革新的な市場です。私たちは、デベロッパの成功とアプリケーション経済の未来のために、これからも積極的に投資していきます」と、AppleのCEO(最高経営責任者)、ティム・クックは述べています。
Analysis Groupによる調査では、旅行や乗車送迎などのセクターでの需要回復や、ソーシャルメディアや小売業者のアプリケーション内での広告支出の力強い成長など、App Store経済圏が成長を遂げた主な要因が詳しく分析されています。
デベロッパの売上は、2019年から2020年の間に27パーセント、2020年から2021年の間に27パーセント、2021年から2022年の間に29パーセント増加しています。特に小規模デベロッパがApp Storeで大きな成功を収めており、2020年から2022年の間に71パーセントの増益を記録し、これは大規模デベロッパを上回るペースです。Analysis Groupのエコノミストは、このような成長率はダイナミズムとイノベーションにあふれ、競争が起きている活気のある市場であることを示すよい兆候であると考えています。
App Storeの商取引エンジンは、世界中のAppleデベロッパに、175のストアで195以上の地域の決済方法と44の通貨に対応するグローバルな配信プラットフォームを提供しています。また、デベロッパが国境を越えてユーザーに到達することも可能にし、2022年には、ダウンロード件数の54パーセントがそのデベロッパが所在する国以外のストアで行われました。Appleの最新データによると、2022年、App Storeには世界中で毎週平均して6億5,000万人以上が訪れました。また、2022年にはアプリケーションのダウンロードは毎週平均して7億4,700万回以上、再ダウンロードは毎週平均して15億回以上行われました。
アプリケーションカテゴリー全般で売上が堅調な伸びを見せている
本日公開されたAnalysis Groupのエコノミストによる最新の調査「The Continued Growth and Resilience of Apple’s App Store Ecosystem」(AppleのApp Store経済圏における継続的な成長と回復力)では、幅広い経済的データを集めて、App Storeでデベロッパが成長していることを論じています。この調査では、App Storeを利用しているデベロッパの売上が幅広いカテゴリーで成長していることが明らかになりました。
例えば、世界の多くの地域で規制が緩和されたことを受けて、旅行や乗車送迎などのアプリケーションカテゴリーで需要が大幅に回復しています。2022年には、iOSアプリケーションでの旅行の売上が84パーセント増加し、乗車送迎アプリケーションでの売上も45パーセント増加しています。
食料品や日用品の売上も、急速に成長しているアプリケーションカテゴリーの一つです。2019年以降、iOSアプリケーションを利用した食料品の受け取りと配達の売上は2倍以上、日用品の売上は3倍以上になっています。さらに、ここ数年、世界中の企業でエンタープライズ向けアプリケーションの人気が高まっています。Analysis Groupの売上推計によると、これらのアプリケーションは2022年に最も急速に成長したデジタル商品とサービスのカテゴリーの一つです。デジタル商品とサービスで最も高い成長率を示したのは、アプリケーションを使ったエンターテインメントのカテゴリーです。これは近年のクリエイター経済の台頭や、この分野に対応するアプリケーションへの高い注目度といった最近の傾向を反映しています。
様々なアプリケーションカテゴリーでデベロッパのビジネスが幅広く成長していることは、Appleユーザーが日常生活における非常に多くの場面で、多様な方法でお気に入りのアプリケーションを頼りにするようになっていることを示しています。ゲーム、生産性向上、教育、ソーシャルメディアなど、ジャンルを問わず、アプリケーションは世界中の人がつながり、創造力を発揮し、エンターテインメントを楽しむ手助けをしています。
15周年を迎えたApp Store
2008年に登場して15周年を迎えたApp Storeは、現在、かつてないほどデベロッパに多くの機会を提供し、Appleユーザーに生活を豊かにするアプリケーションを提供しています。この成功は、Appleがアプリケーション経済の未来のために投資を続けている中で実現したものです。安全で信頼できる市場をユーザーに提供し、デベロッパが優れたアプリケーションを開発できるパワフルなツールを用意することで、App Storeは世界中のアプリケーションクリエイターに驚くような経済的機会を生み出してきました。
iOSデベロッパは、2008年から2022年までにApp Storeで総額3,200億ドル以上の収益を上げています。Analysis Groupによる調査で、iOSユーザーは2008年から2022年までにアプリケーションを3,700億回以上ダウンロードしたことがわかりました。そして現在は、2008年末にApp Storeで提供されていた数千本のアプリケーション数と比較して123倍以上となる、180万本近いアプリケーションから選べるようになっています。
また、現在のデベロッパには、アプリケーション内課金やサブスクリプションなど、事業を収益化するためのより多くの選択肢が用意されているほか、40以上のSDKや25万以上のAPIを含む、より多くのデベロッパツールや、AppleのDeveloper Academies、Entrepreneur Campといったプログラミングやビジネス構築のスキルを教えるプログラムなどの各種の教育リソースが提供されています。
App Storeのテクノロジーとサービスは、商品やサービスを販売するデベロッパを含め、多様なアプリケーション事業をサポートしています。これには、Apple Pay、Face IDとTouch IDによる生体認証、アカウントのセキュリティなど、デベロッパがAppleユーザーと安全につながることをサポートする様々なテクノロジーの統合が含まれます。
App Storeがユーザーにとって安全で信頼できる市場であり続けているのは、Appleの厳格なApp Review(アプリ審査)プロセスと、堅牢なプライバシーとセキュリティ保護のおかげでもあります。App Storeは、2022年には20億ドル以上にのぼる不正な取引をブロックし、プライバシー、セキュリティ、品質基準を満たさない170万件のアプリケーション申請を却下しました。App Tracking Transparency(アプリのトラッキングの透明性)やPrivacy Nutrition Labels(プライバシーラベル)などの最新のイノベーションにより、ユーザーは自分のデータをアプリケーションがどのように利用しているかについて、さらに多くの情報を得ることができるようになっています。
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