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新着情報 2022 年 4 月 19 日

Apple、製品全体で再生素材の利用を拡大

また、クローズドループの目標の一環として、新しい分解技術を前進させます
活動中のAppleのリサイクルロボット、Daisy。
Daisyは年間最大120万台のiPhoneを分解でき、Appleがより多くの貴重な素材をリサイクル用に回収するために役立っています。Appleは研究機関や他の電子機器メーカーが独自の分解プロセスを開発できるよう、Daisy関連の特許のライセンス供与を行なっています。
Appleは本日、製品全体にわたる再生素材の利用の増加に関する新たな詳細を発表しました。初めて認定取得済みの再生金を導入し、再生タングステン、再生希土類元素、再生コバルトの使用量が2倍以上になりました。2021年にApple製品に使用された全素材のうち、およそ20パーセントが再生素材で、再生素材の使用量がこれまでで最も多くなりました。
Appleはこの前進について、またAppleのリサイクルに関するイノベーションへの取り組みやクリーンエネルギーについて、新たな詳細を2022年進捗報告書(英語PDF)で公開しました。
また、Apple Payの利用によって世界自然保護基金(WWF)を支援するなど、お客様がアースデイを祝えるようにするための新たな方法も共有しました。教育リソース、厳選されたコンテンツ、この取り組みに関するプラットフォーム全体での活動を通じて、Appleのお客様は、その居場所を問わず自然の美しさを称えたり、気候変動などの主な環境問題について学んだり、地球を守るための理念やそのために行動しているコミュニティを支援したりすることができます。  
「世界中の人々がアースデイのお祝いに参加する中、私たちは気候危機に立ち向かうため、そしていつの日か地球からいっさい採取することなく製品を作るため、私たちの取り組みを真に前進させています。私たちの急速なイノベーションによって、私たちのチームは今日の製品を使って明日の製品を作ることがすでにできるようになりつつあります。また、私たちのグローバルサプライチェーンはクリーン電力に移行しており、私たちは他社に対して進むべき道筋を示しています」と、Apple の環境・政策・社会イニシアティブ担当バイスプレジデント、リサ・ジャクソンは述べています。

Apple製品全体での再生素材および責任ある方法で調達された素材の増加

Appleは素材のリサイクルや調達におけるイノベーションの先駆けであり、業界全体の変革に拍車を掛けています。Appleのリサイクルパートナーがこの世界的潮流に乗って進むことができるよう、Appleは本日、最新のリサイクルイノベーションであるTazを発表しました。これは、従来の電子機器のリサイクルよりも素材の回収を向上させるために画期的な方法を採用した装置です。
2021年、Appleが出荷した製品中に含まれる全アルミニウムのうち59パーセントが再生素材由来であり、多くの製品は筐体に100パーセント再生アルミニウムを使用しています。また、2025年までにパッケージからプラスチックをなくすという目標に向けて大きく前進し、2021年はパッケージでのプラスチックの使用はわずか4パーセントでした。2015年以来、Appleはパッケージのプラスチックを75パーセント削減しています。
さらに、2021年、Apple製品は次のことを達成しました。
  • 認定取得済みの再生希土類元素を45パーセント使用。Appleがそのデバイスに再生希土類元素を導入して以来の大幅な増加となりました。
  • 認定取得済みの再生スズを30パーセント使用。新しいiPhone、iPad、AirPods、Macのデバイスはすべて、メインロジックボードのはんだ付けに100パーセント再生スズを使用しています。
  • 認定取得済みの再生コバルトを13パーセント使用。AppleのリサイクルロボットDaisyによって分解して市場に戻すことができる、iPhoneのバッテリーに使用されています。
  • 認定取得済みの再生金を使用。iPhone 13とiPhone 13 Proのメインロジックボードのメッキおよび前面のカメラと背面のカメラのワイヤに、Apple製品で初めて導入されました。このマイルストーンを達成するため、Appleは他社に先駆けて業界トップレベルのトレーサビリティを導入し、再生素材だけの金のサプライチェーンを構築しました。
テキサス州オースティンの素材再生研究所にあるAppleの最新のリサイクル装置、Taz。
テキサス州オースティンにある素材再生研究所では、エンジニアや専門家らがパイロット規模の産業用電子機器破砕機を用いて研究開発を行なっています。Appleの最新のリサイクル装置Tazはこのプロセスから生まれたもので、大量の電子機器を処理する従来のリサイクル業者が貴重な素材をより多く回収できるようにするために設計されています。
将来の製品に利用するためにより多くの素材を回収すれば、採鉱量の削減につながります。Appleのリサイクルロボットが分解したiPhoneの部品わずか1トンから、リサイクル業者は通常2,000トンの鉱石から採れる量に相当する金と銅を回収することができます。また、Appleは製品を整備することでその寿命を伸ばす取り組みも行なっています。2021年、Appleは1,220万台のデバイスとアクセサリを新たなオーナーの元へ届け、再利用できるようにしたことで、製品の寿命を伸ばし、将来の採鉱の必要性を減らしました。最終的に、Appleは製品に再生可能またはリサイクル可能な素材のみを使用することを目指しており、設計と素材調達に関するAppleの道筋を示したこの目標は、2017年に発表されました。
破砕機に似た新しいテクノロジーを用いてオーディオモジュールから磁石を分離し、より多くの希土類元素を回収する装置であるTazは、Appleが先頭に立って進めてきた一連のリサイクル技術の進歩の中で最も新しいものです。また、Appleは特許取得済みのiPhone分解ロボットDaisyの能力を拡大して23のiPhoneモデルを分解できるようにしたほか、それらの特許を他の企業や研究機関に無料でライセンス供与しています。別のロボットDaveは、Taptic Engineを分解し、貴重な希土類磁石、タングステン、鋼鉄の回収に役立っています。

2022年環境進捗報告書

Appleが最近公開した「2022年環境進捗報告書」では、リサイクルに関するイノベーションと素材のスチュワードシップを前進させる計画に加え、Appleのグローバルサプライチェーンおよび全製品のライフサイクルにおけるカーボンニュートラルを達成し、廃棄物の削減と製品でのより安全な素材の使用を進めるためのAppleの重要な取り組みについて、重点的に取り上げています。
この1年、多くの他社がフットプリントを大きく増やした中で、Appleは収益を33パーセント成長させながら正味排出量を横ばいのまま保っています。Appleは2020年よりグローバルな事業活動においてカーボンニュートラルを達成しており、2018年以降、オフィスや店舗、データセンターの電力を100パーセント再生可能エネルギーに頼っています。
Appleは最近、サプライヤーのクリーン電力使用量が昨年1年間で2倍以上となり、今後数年間にわたる取り組み全体で達成する見込みのおよそ16ギガワットのうち10ギガワット以上を達成していることを発表しました。今月の時点で、Appleの主要な製造パートナーのうち213社が、25カ国でApple製品の製造をすべて再生可能電力でまかなうことを約束しています。2021年、これらの再生可能プロジェクトによって1,390万トンの二酸化炭素排出が削減されました。これは1年間に300万台の自動車が道路から消えてなくなることに相当します。
次世代のために地球を守るAppleの取り組みについての詳細は、2022年環境進捗報告書(英語PDF)をご覧ください。

アースデイに向けた探求、学び、行動

2022年のアースデイを祝して、Appleは世界中のお客様が自然界の美を探求し、気候変動によって世界各地のコミュニティが直面している差し迫った問題について学び、地球を守るために行動を起こすための新しい方法を共有します。  
探求:アースデイに先立ち、Appleマップでは、米国およびカナダでLonely PlanetAllTrailsThe Nature Conservancyによる25の新しいガイドを利用して、美しい緑の空間、自然の中で家族で楽しめる場所、都会の散歩コース、ハイキングコースなどを、これまで以上に簡単に見つけられるようになりました。
iPhoneのマップで、サンフランシスコの見どころを紹介するLonely Planet。
このアースデイに、Appleマップでは、米国およびカナダで、Lonely PlanetAllTrailsThe Nature Conservancyによる25の新しいガイドを利用して、美しい緑の空間、自然の中で家族で楽しめる場所、都会の散歩コース、ハイキングコースなどを、これまで以上に簡単に見つけられるようになりました。
アースデイを記念し、Apple Fitness+のサブスクリプションの登録者は、自然から着想を得たヨガ、瞑想、サイクリング、ローイング、トレッドミルなどのワークアウトを利用できます。また、気分を高めるポップやロックのプレイリストと、どこでランニングしているかに関わらず屋外の大自然を感じたくなるコーチングによって、ヨセミテ国立公園の美しい景色や音にリスナーを誘う、新しい「ランニングの時間」エピソードも提供されます。さらに、今週の「ウォーキングの時間」では、世界的に有名な科学者であり環境問題の専門家でもあるジェーン・グドール博士を迎えた新しいエピソードが公開されます。博士は自分の仕事のためには恐れと闘うことも厭わない理由や、あらゆる生き物たちの相互の結びつきに関する見解について語ります。そして、すべてのApple Watchユーザーは、4月22日になんらかのワークアウトを30分以上行うと、限定のアワードを手に入れることができます。
学び:4月22日のアースデイに、Appleのお客様は、Snapchatでの新しい没入感のある拡張現実体験によって、リサイクルロボットDaisyをはじめとするiPhone 13の背景にある素晴らしい環境イノベーションについて学ぶことができます。また、世界各地のApple Store直営店では、Appleの環境への取り組みについてさらに学んでもらえるよう、窓に特別な装飾を施してお客様をお迎えします。
アースデイに敬意を表し、Apple News、Apple Books、Apple Podcast、Apple TVアプリケーションは、それぞれ厳選されたグローバルなコンテンツのコレクションを特集し、自然界を経験したり、気候危機とその背後にある科学について学んだり、解決策を求めて奮闘しているコミュニティと出会ったりするための、ありとあらゆる機会を提供します。注目は、ビジュアルアーティストであり児童文学作家でもあるオリバー・ジェファーズが厳選したブックコレクション、ドキュメンタリー映画制作者として名高いジェニファー・バッチウォルが厳選した、人類と自然の相互依存関係についての目を見張るような映画のコレクションなどです。  
Apple Podcastに表示された、Whetstone RadioによるPodcast「Climate Cuisine」の最新エピソード。
アースデイに敬意を表し、Apple Podcastは、Apple News、Apple Books、Apple TVアプリケーションとともに、気候危機についてさらに学ぶ機会を提供する厳選されたコレクションを特集します。
行動:App Storeは、Earth HeroやMilkywireなどのアプリケーションを使ってカーボンフットプリントを追跡したり、草の根の環境保護団体とつながったりするなど、ユーザーが自分たちのコミュニティや地球に良い影響を与えるために役立つアプリケーションを見つけられる場所です。
App Storeに表示された、2022年アースデイ記念コレクション。
App Storeでは、"Arctictopia"のGamtropyや"Gibbon: Beyond the Trees"のBroken Rulesなどのスタジオが、ゲームの力を利用してプレイヤーに気候変動の影響について知らせます。
お客様は、Apple Payを利用して地球の保護に貢献することもできます。本日から4月22日までの期間、apple.com/jp、Apple Storeアプリケーション、および直営店のApple StoreでApple Payを使って購入いただくと、Appleがすべての支払い一回につき1ドルを世界自然保護基金に寄付します1
Appleの環境のための取り組みについて詳しくは、apple.com/jp/environmentをご覧ください。
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1.寄付金額は最大100万ドルです。対象国は、日本、オーストラリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、ハンガリー、イタリア、マレーシア、メキシコ、ニュージーランド、ノルウェー、フィリピン、ポーランド、ポルトガル、シンガポール、スペイン、スウェーデン、スイス、英国、米国です。

本件に関する報道関係者からのお問い合わせ先:

Apple Japan 広報部

press@apple.co.jp