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新着情報 2021 年 9 月 20 日

watchOS 8、本日提供開始

新しいサイクリングとウェルネスの機能、新しい文字盤、ウォレットによるアクセス性の向上、そして再設計されたホームアプリケーションがApple Watchユーザーの元に届きます
watchOS 8を搭載した3つのApple Watch Series 7。
watchOS 8は、Apple Watchユーザーがつながり続け、よりアクティブに過ごし、総合的な健康とウェルネスについてより理解を深めるために役立つパワフルな機能を搭載しています。
Appleは本日、watchOS 8の提供を開始しました。watchOS 8は、Apple Watchユーザーがつながり続け、よりアクティブに過ごし、総合的な健康とウェルネスについてより理解を深めるために役立つパワフルな機能を搭載しています。新しいワークアウトの種類やアップデートされたサイクリング、新しいマインドフルネスアプリケーションにより、身体的および精神的な健康のためのサポートを拡大します。ウォレットとホームアプリケーションの機能の強化により、ユーザーは外出先でも自宅でもApple Watchをよりシームレスに使えるようになります。再設計された写真アプリケーション、新しい文字盤、およびメッセージのツールは、大切な人とつながるためのより多くの方法をお客様に提供します。

ワークアウトのアップデート

watchOS 8は、身体的健康とマインドフルな動きの両方に役立つ、2つの新しく人気が高いワークアウトの種類、太極拳とピラティスを導入しました。これらの新しいワークアウトの種類は、強力で検証されたカスタム開発の心拍数と動きのアルゴリズムによってサポートされ、ユーザーに正確なカロリーの測定値を提供します。
また、アップデートには、自転車に乗るすべての人向けの新しい機能も加わっています。Apple Watchは高度なアルゴリズムを使用してGPS、心拍数、加速度センサー、ジャイロスコープのデータを分析することで、ユーザーがサイクリングを開始したことを検出し、アウトドアサイクリングワークアウトが開始されていない場合は開始するように促します1。サイクリングワークアウトに自動一時停止と再開の機能が加わり、走行時間や信号待ちなどの静止時間がより正確に測定値に反映されるようになりました。
Apple Watchは、アップデートされたサイクリングワークアウトアルゴリズムがGPSと心拍数のデータを評価し、ユーザーがペダルアシストで走行しているのか脚力だけで走行しているのかを判断できるため、電動自転車に乗っている時のアクティブカロリーをより正確に測定します。Apple Watch内蔵のスピーカー、AirPods、またはその他のBluetoothヘッドフォンを通じての新しい音声フィードバックが、ワークアウトのマイルストーンとリングの状況を自動で教えてくれるため、ユーザーはランニングや高強度インターバルトレーニングなどのアクティビティ中も集中し続けられます。

転倒検出機能のアップデート

watchOS 8では、サイクリングを含むワークアウト中の転倒を検出するために転倒検出アルゴリズムがアップデートおよび最適化され、自転車に乗っている時やその他のワークアウト時の転倒の独特な動きと衝撃を認識するように調整されています2
watchOS 8でワークアウトアプリケーションの転倒検出アルゴリズムが有効化されているApple Watch Series 7。
watchOS 8では、ワークアウト中の転倒を検出するために転倒検出アルゴリズムがアップデートおよび最適化されています。

マインドフルネスへの新しいアプローチ

呼吸アプリケーションはマインドフルネスアプリケーションに移行し、改良された呼吸の体験と新しいセッションタイプの「リフレクト」を提供するとともに、Fitness+のサブスクリプションに登録しているお客様向けにはメディテーションガイドを提供します。「リフレクト」では、いつでもどこでも、ほんの1分間でマインドフルな集中を行うことができ、各セッションでは、ユニークで思慮深い考え方をユーザーに紹介し、ポジティブな気持ちを想起するよう促します。
9月27日(月)から、Fitness+のサブスクリプションに登録しているお客様向けには、Apple Watchの新しいマインドフルネスアプリケーションに新しいメディテーションガイドがオーディオ形式で毎週アップロードされるほか、iPhone、iPad、Apple TVで没入感のあるビデオ体験も利用できるようになります。これらは、AirPodsやその他のBluetoothヘッドフォンとペアリングしていればApple Watchから直接再生できるため、ユーザーはいつでも簡単にメディテーションガイドを体験できます。動きながら瞑想を実践したいユーザーも、ワークアウトアプリケーションでアクティビティを記録できるようになります。

睡眠時の呼吸数

Apple Watchは、就寝前のルーティンを作ることで、睡眠目標を達成できるようにユーザーをサポートするとともに、睡眠時間、心拍数、血中酸素ウェルネスなどを測定します。watchOS 8では、睡眠時の呼吸数、つまり1分間あたりの呼吸回数を測定することにより、全体的な健康状態についてさらに詳しい情報をユーザーに提供します。この情報は、iPhoneのヘルスケアアプリケーションの中で経時のトレンドとともに見ることができます。
watchOS 8で睡眠時の呼吸数を表示しているApple Watch Series 7。
watchOS 8では、睡眠時の呼吸数、つまり1分間あたりの呼吸回数を測定することにより、全体的な健康状態についてさらに詳しい情報をユーザーに提供します。

ウォレットによるアクセスの拡大

watchOS 8では、ウォレットはユーザーが必要とする場所や対象にシームレスで安全かつセキュアにアクセスするための、さらなる非接触の方法を提供します。超広帯域サポートがデジタルの車の鍵3で実現し、Apple Watchのユーザーは離れた場所から自分の車を安全に解錠し、運転席から車を始動することができます。さらに、ユーザーは自宅、ホテルの鍵や社員証をウォレットに追加でき、Apple Watchをタップすることで解錠できます4
アリゾナ州、ジョージア州を皮切りに、続いてコネチカット州、アイオワ州、ケンタッキー州、メリーランド州、オクラホマ州、ユタ州で、ユーザーは運転免許証や州発行の身分証明書をウォレットに追加できるようになり、一部の米国運輸保安局の保安検査場やレーンで提示できるようになります5

再設計されたホームアプリケーション

再設計されたホームアプリケーションでは、アクセサリやシーンにさらに便利にアクセスできるようになり、部屋ごとにアクセサリをコントロールすることもできます。HomeKit対応カメラを持つユーザーは、玄関に誰がいるかを直接手首の上で見ることができます。Apple Watchのユーザーは、インターコムをタップすることで、HomePod miniを通して、家全体または部屋ごとにすばやくメッセージを送信することもできます。

新しいApple Watchの文字盤

新しい「ポートレート」文字盤は、没入感のあるマルチレイヤーエフェクトによってiPhoneで撮影された美しいポートレート写真を生き生きと表示します。また、写真の中の顔を賢く認識し、被写体を強調するようにトリミングします。伝統的な時計をベースにした旅行者に最適な、クラシックな「ワールドタイム」文字盤は、二重の目盛り盤の周りで24のタイムゾーンの時刻を表示します6

メッセージ

メッセージの新しいツールにより、Apple Watchでのコミュニケーションがさらに簡単になりました。ユーザーは、同じメッセージの中で、スクリブル、音声入力、絵文字を組み合わせて使用することができます。また、音声入力されたメッセージの場合は、表示されたテキストを編集することもできます。メッセージにさらに多くの表現を簡単に追加するには、ユーザーが単語または語句を入力するだけで、数百もの人気のGIFの中から選択できます。

集中モード

「集中モード」は、ユーザーが現在行っていることに基づいて人やアプリケーションからの通知をフィルタリングすることにより、気が散ることを減らすのに役立つ新しい方法です。Apple Watchは、iOS、iPadOS、またはmacOSで設定された「集中モード」と自動的に連動します。たとえば、ワークアウトを開始するとフィットネス用の集中モードが設定されるなど、ユーザーは関連する時間に「集中モード」が自動的に有効になるよう設定することができます。  
watchOS 8は、iOS 15で利用可能になったパワフルなツールである「集中モード」に対応し、ユーザーの気が散る要素を減らし、その瞬間に集中できるようにします。
watchOS 8は、iOS 15で利用可能になったパワフルなツールである「集中モード」に対応し、ユーザーの気が散る要素を減らし、その瞬間に集中できるようにします。

watchOS 8のその他の機能

  • 写真アプリケーションが刷新され、新しい方法でコレクションを見たり、操作することができます。メモリーとおすすめの写真はApple Watchと同期するようになり、メッセージやメールで写真を共有できます。
  • 複数のタイマーは、Siriを使って特定のラベル(「Hey Siri、10分のパスタ用タイマーをスタートして」など)を付けることができます。
  • 連絡先アプリケーションがApple Watchに導入され、ユーザーは連絡先アプリケーションから直接、簡単に、連絡先の閲覧や追加、編集、共有できます。
  • マップ、マインドフルネス、再生中、電話、Podcast、ストップウォッチ、タイマー、ボイスメモなど、より多くのApple Watchアプリケーションが常時表示ディスプレイに対応しました。
  • 上肢が不自由なApple Watchユーザーをサポートするため、AssistiveTouchは、ディスプレイに触れなくても簡単な手のジェスチャーを認識し、片腕でのApple Watchの使用を可能にします。内蔵されたモーションセンサーを使用することにより、ユーザーは電話に出たり、画面上のモーションポインターを操作したり、通知センターやコントロールセンターなどにアクセスするアクションメニューの表示が可能です7
  • Apple Watchの新しい持ち物を探すアプリケーションは、ユーザーが「探す」ネットワークを通じて、AirTagが取り付けられた持ち物や対応する他社製の持ち物の場所を特定する際に役立ちます。また、新しいデバイスを探すアプリケーションは、同じApple IDでサインインされた紛失中のAppleデバイスの場所の特定に役立ちます。
  • 刷新されたミュージックアプリケーションを使用すると、ユーザーはメッセージやメールを通して曲、アルバム、プレイリストを共有したり、音楽やラジオをすべて一つの場所で楽しむことができます。
  • 天気アプリケーションが気象警報に対応し、特定の荒天に関する政府からの警報が表示されるようになりました。天気アプリケーションは、1時間以内の降水量警報の配信とアップデートされたコンプリケーションも提供します。
  • ファミリー共有設定は、日本、香港、および一部の中国本土と米国の都市の交通系カードを追加する機能を導入しました。また、カレンダーとメールでGoogleアカウントを追加するオプションが加わります。
提供について
  • watchOS 8は、Apple Watch Series 3モデル以降に対して、無料のソフトウェアアップデートとして本日より提供されます。詳細は、apple.com/jp/watchos/watchos-8をご覧ください。
  • Apple Fitness+のアップデートは、9月27日(月)から利用可能になります。
  • 一部の機能は、国や地域、言語、またはメーカーやモデルによっては利用できない場合があります。
共有
  1. Apple Watch SE、Apple Watch Series 6、およびApple Watch Series 7で利用できます。
  2. ワークアウト用の転倒検出機能は、Apple Watch Series 4以降向けの、今年のwatchOS 8のアップデートで搭載されます。この機能は、ワークアウトアプリケーションでのワークアウトや、ヘルスケアアプリケーションと同期する他社製のワークアウト用アプリケーションに適用します。
  3. Apple Watch Series 6以降で利用可能です。デジタルの車の鍵には提携する自動車メーカーが必要です。今年後半に提供が開始されます。
  4. Appleウォレットの新しい鍵に対応するには、家、オフィス、ホテル向けに今後他社から提供される互換性のあるドアロックが必要です。
  5. 対象となる州と米国運輸保安局は、ウォレットのモバイル運転免許証と州発行の身分証明書が各州で利用可能となる時期について、後日詳しい情報を発表します。米国運輸保安局の空港の保安検査場および一部のレーンが、利用可能となる最初の場所になる予定です。
  6. 「ポートレート文字盤」と「ワールドタイム」文字盤は、Apple Watch Series 4以降で利用できます。
  7. Apple Watch Series 6およびApple Watch SEで利用できます。
    ※コンテンツの状況は国によって異なります。

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Apple Japan 広報部

press@apple.co.jp