マドラサ・アルサゴフ・アルアラビア
(シンガポール) - 教育テクノロジー
イスラム系女子校の 生徒たちが、
iPadを使って リーダーシップを
発揮しています。
Macを使用
認定取得率
マドラサ・アルサゴフ・アルアラビアはシンガポール最古のイスラム系学校の一つです。校長のSyed Mustafa氏は、最新のテクノロジーと伝統的な価値観を融合させながら、自分の意見を主張できるリーダーへと生徒たちを育てる方法を実践しています。Mustafa氏は、クリエイティビティ、思いやりを持つこと、そして他者と協力し合うことを学校の文化として大切にしています。また、テクノロジーは、批判的思考力を育み共有するための手段であるという考えから、この10年間で、生徒1人に1台のiPadと、すべての管理職を含むリーダーたちに1台ずつのMacを配布し、全教室にApple TVを設置してきました。
「生徒たちには、クリエイティビティを発揮する機会が与えられるべきです」と、Mustafa氏は述べています。「批判的な視点を持って物事を考えること。そして、それを人に伝える勇気を持つことも必要です。そのような時にAppleのテクノロジーが役に立っています。自分の意見を言うことを難しいと感じる生徒もいますが、こういったツールがあれば、おとなしい生徒でも自身の考えを伝えることができます」
生徒たちはiPadとApple Pencilを使って、イスラムの価値観や文化、体験をアラビア語で書き、自分の考えをデジタルストーリーブックにして発表しています。また、生徒全員が自分の体験談をKeynoteで表現し、Apple TVを使ってクラスメートに発表することで、人前で話すことを学び、実践しています。さらに、iPadを使ってデザインをする活動にも定期的に取り組み、最近では、新しい制服のデザインコンテストを開催しました。
マドラサ・アルサゴフ・アルアラビアの生徒は、最終学年になるとグローバルリーダーシッププログラムに参加します。このプログラムで、生徒は自分たちの選んだコミュニティに実際に変化をもたらしています。ある生徒のグループは、カンボジアのコンポンチャムという町にある学校に図書館を作る提案をしました。Keynoteのプレゼンテーションでは、寄付金を集める方法や、グループの提案を実現するための計画がわかりやすく説明されていました。現在、その図書館は180名を超える生徒に利用されています。