視覚
視覚に障がいがある
視覚に障がいがある
利用できるデバイス:
iPhone、iPad、Mac、Apple Watch、Apple TV、HomePod、Apple Vision Pro
VoiceOverは、画面に何が表示されているかを音声、点字、またはその両方で説明します。Bluetooth経由で更新式点字ディスプレイをApple製デバイスに接続して使ったり、点字画面入力でタッチスクリーン上に直接点字を入力することも。点字はMacのキャプションパネルで自動的にテキストに変換されるので、視覚に障がいがない方もVoiceOverの読み上げを目で追えます。
更新式点字ディスプレイや互換性のあるBluetooth対応の点字キーボードは、Apple Watchでも使うことができます3。Apple Vision Proは、多くの国際点字表と更新式点字ディスプレイに対応。さらにApple製デバイスは、複数の行を表示する点字ディスプレイにも対応します。iOSとiPadOSには70以上の、macOSには100以上の更新式点字ディスプレイが対応しているので、あなたにぴったりの点字体験が見つかるでしょう。
VoiceOver + 点字を設定する:
アップデート:
複数行の点字に対応。Apple製デバイスが、業界で初めて複数の行を表示する点字ディスプレイに対応します。
点字画面入力のアップデート。点字画面入力をすぐに始められます。また点字画面入力のままにして、操作やテキストの編集を一段とすばやく行えます。
異なる表を選べる。点字を使う際に、入力と出力で異なる表を選べるオプションが登場します。
利用できるデバイス:
iPhone、iPad
拡大鏡はデジタル版の虫眼鏡のように機能するだけでなく、いろいろなことに使えます。iPhoneやiPadのカメラを使って、メニューや標識など、あなたがレンズを向けた物体のサイズを拡大するので、画面上ですべてのディテールがはっきりと見えるようになります。フラッシュを使って対象物に光を当てたり、フィルタを調整して色を見分けやすくしたり。特定のフレームをフリーズして、クローズアップで静止画像を見ることもできます。
視覚に障がいのある方が周囲の状況をより詳しく知りたい時は、拡大鏡の検出モードが役立ちます。カメラ、LiDARスキャナ、デバイス上の機械学習から得た情報を組み合わせることで、人の検出、ドアの検出、家具検出、シーン、テキストの検出、指差し読み上げなどの賢いツールを使えるようにします4。人の検出機能を使うと、列に並んでいる時などに、近くにいる人との距離を測定できます。ドアの検出機能は、ドアやテキストのほか、トイレのサインなども識別して、行きたい場所への移動をサポートします。家具検出機能は、椅子やソファがあることをあなたに知らせ、どのくらい離れたところにあって、座っている人がいるのかどうかも伝えます。シーン機能は、カメラの視野に入っている人、物、風景についてリアルタイムで説明します。テキストの検出機能は、あなたの周りにあるテキストをリアルタイムで認識。指差し読み上げ機能は、家電製品のボタンやファイルのラベルなど、あなたが指差した近くの物体に書かれているテキストを識別して読み上げます5。iPhoneでは、アクションボタンで検出モードを使って周囲の状況を説明させることもできます6。
アップデート:
リーダーモード。画像の中のテキストを抽出して、読みやすいフォーマットで表示できる新しいリーダーモードを拡大鏡で使えます。フォントの種類やサイズ、背景色の調整といったカスタマイズもできます。
検出モードをアクションボタンで。検出モードを使えば、今いる場所についての情報をすばやくシームレスに得られます。さらにこれからは、iPhoneでアクションボタンを使って周りの様子についての説明を聞けるように。ボタンを押すだけで周囲の状況が説明されます6。
利用できるデバイス:
iPhone、iPad、Mac、Apple Vision Pro
読み上げコンテンツには、デバイスがテキストを読み上げられるようにする様々な機能が含まれています。画面の読み上げ機能を使えば、画面上のあらゆるコンテンツを読み上げさせることができます。特定の範囲のテキストを選んで聞きたい時は「選択項目の読み上げ」機能を使いましょう。これらの機能では、読み上げる際に、カスタマイズされた色とスタイルで単語、文章、またはその両方を強調表示できます。読み上げコントローラを使って、読み上げの再生中にそのペースをより正確に操作することもできます。入力した文字を一つひとつ読み上げさせるには、入力フィードバックを有効にしましょう。読み上げコンテンツは60以上の言語と地域で利用でき、内蔵された声のピッチ範囲などの設定を調整することもできます2。言語は自動的に検出され、声の切り替えもシームレスなので、無機質に感じられることはありま
読み上げコンテンツを設定する:
利用できるデバイス:
iPhone、iPad、Mac、Apple Watch、Apple TV、Apple Vision Pro、CarPlay
あなたの使い方に合わせてディスプレイの設定を変更しましょう。iOSとiPadOSでは、ディスプレイの設定をアプリごとに適用することもできます。カラーフィルタを使うか色を反転させてカラー設定をカスタマイズしたり、好みに合わせて透明度とコントラストを調整したり。macOSでポインタのサイズを大きくして見つけやすくしたり、色をカスタマイズして画面上で見つけやすくするなど、ポインタをパーソナライズすることもできます。
テキストサイズ機能を使うと、簡単なフォント調整でテキストをより読みやすく、見やすくできます。「さらに大きな文字」をオンにすると、アクセシビリティスライダを使ってサイズを調整でき、「文字を太くする」をオンにすれば、画面上の文字をよりくっきりと表示できます。好みの設定は、あなたが選んだアプリだけに適用されます。さらにこれからは、カラーフィルタと「文字を太くする」機能をCarPlayでも使えます。
ディスプレイとテキストサイズを設定する:
アップデート:
CarPlayに対応。カラーフィルタと「文字を太くする」機能を使って、CarPlayの画面をより見やすくすることができます。
Apple Vision Proに対応。反転(スマート)と「透明度を下げる」機能を使って、あなたの視野内にあるものをより見やすくできます。
利用できるデバイス:
iPhone、iPad
動いている車両の中でiPhoneやiPadを使いたい時は、車両モーションキューが乗り物酔いを軽減するのに役立ちます7。車両モーションキューはiPhoneとiPadに内蔵されたセンサーを活用し、車両の動きに合わせて動く点を画面上に複数表示することで、乗り物酔いのよくある原因である感覚混乱を軽減します。これらの点は画面の端に留まるように設計されているので、コンテンツの邪魔になることはありません。車両モーションキューはコントロールセンターで手動でオンにするか、iPhoneでは車両の動きを感知した時に自動でオンになるように設定できます。
利用できるデバイス:
iPhone、iPad、Mac、Apple Watch、Apple TV、Apple Vision Pro
メッセージやSafariなどのアプリで、動く要素を含む画像を自動的に一時停止します。急速な動きに敏感な方は、この機能をオンにすることで、ウェブサイトのブラウズ中に出てきたアニメーション画像の動きを簡単に止めたり、グループチャット内のGIFを一時停止できます。
アニメーション画像の一時停止を設定する:
「視差効果を減らす」をオンにすると、画面上の要素の動きを減らせます。アプリ間の移動やアプリの起動など、画面上で一部のアクションが視覚的によりシンプルになるので、動きに敏感な方に優しくなり、目の負担を軽減できます。あなたが選んだアプリだけに「視差効果を減らす」の設定を適用することもでき
「視差効果を減らす」を設定する:
利用できるデバイス:
iPhone、iPad、Mac、Apple Watch、Apple TV、Apple Vision Pro
ズームは、デバイスに表示されているコンテンツを拡大できる画面拡大機能です。フルスクリーンで拡大することも、拡大した領域を別のウインドウで表示しながらほかの部分をもとの大きさのまま残す、ピクチャインピクチャ表示で使うこともできます8。VoiceOverと一緒に使えば、画面上で起きていることをよりはっきりと把握できるようになります。Macで「分割した画面に表示」のズーム方法を選ぶと、コンテンツが各画面に違う拡大率で同時に表示されます。複数のディスプレイでmacOSのズーム機能を使っている場合は、ディスプレイごとに異なるズームレベルを設定することもでき
ズームを設定する:
利用できるデバイス:
iPhone、iPad、Mac、Apple TV
ホバーしたテキストの拡大機能は、iPadやMac上で、またはあなたが観ているApple TVのコンテンツの中で、文字を一段と見やすくします。段落、テキストボックス、キャプション、脚注の文字が小さすぎて読みにくい場合は、読みたい部分にポインタまたはApple Pencilを重ねてアクティベーションキーを押すだけ。選択した部分がより大きく、高解像度で表示されます。最も読みやすいフォントや色を選ぶこともできます。iPhoneでは、ホバー入力を使うと、テキストフィールドに入力する時に、好きなフォントとテキストカラーでテキストをより大きく表示できます。
アップデート:
ホバー入力。目が見えづらい方は、iPhoneでホバー入力を使うと、テキストフィールドに入力する時にテキストをより大きく表示できます。フォントや色も選べます。
利用できるデバイス:
iPhone、iPad、Mac、Apple Vision Pro
Pages、Numbers、Keynoteには、あなたも受け取る相手もアクセスしやすい書類、スプレッドシート、プレゼンテーションを作るのに役立つ機能がいくつも用意されています。イメージ、オーディオ、ビデオに説明を追加することもできます。画面読み上げ機能が簡単に識別してジャンプできる見出しを追加すれば、Pagesの書類全体をチェックしやすくなります。VoiceOverのレイアウトローターは、選択した要素の位置を自動的にそろえて、書類の見た目や読み上げられ方を思い通りに仕上げられるようにします。VoiceOverがオーディオグラフに対応するのを利用してデータをより明確に伝えたり、行間や単語間の間隔調整ツールを使って書類を読みやすくしたり、簡単に編集することもできます。余分なスペースや大文字と小文字の書き分けなど、よくあるフォーマットのエラーを探すには、テキストチェッカーツールが便利です。書類、スプレッドシート、プレゼンテーションのチェックがさらに簡単になります。
そして、Apple Intelligenceの登場によって、コミュニケーションの方法を一変させる作文ツールも使えるようになります。書いた文章を校正する。思い通りのトーンや言葉づかいになるまで、いくつものバージョンを提案させる。選択した文章を要約する。すべて1回タップするだけです9。
iWorkを設定する:
アップデート:
Apple Intelligenceの作文ツール。作文ツールは1回タップするだけで、あなたが書いた文章を校正したり、思い通りのトーンや言葉づかいになるまで、いくつものバージョンを提案したり、選択した文を要約します。Pages、Numbers、Keynoteはもちろん、文章を書くほぼすべての場面で使えます9。
利用できるデバイス:
iPhone、iPad、Mac、Apple TV、Windowsパソコン、スマートテレビ、Apple Vision Pro
iPhone、iPad、Mac、Apple TVなど、様々なデバイスで映画を楽しむ時に、すべてのシーンの詳しい音声ガイドを聞くことができます。Apple TVアプリまたはiTunes Storeで、映画のタイトルの下に「AD」アイコンがあることを確認してください。
バリアフリー音声ガイドを
利用できるデバイス:
iPhone、iPad、Mac、Apple Watch、Apple TV、Apple Vision Pro
コントロールセンターまたは「設定」で、最もよく使うツールや設定のためのショートカットを簡単に追加、整理、カスタマイズできます。アクセシビリティのショートカットは、サイドボタン、Digital Crown、または電源ボタンのトリプルクリックで、iPhone、iPad、Apple Watch、Mac、Apple TVでよく使うアクセシビリティ機能にすばやくアクセスできるようにします。拡大鏡、カラーフィルタ、ライブスピーチなどを追加しておけば、必要な時にすぐに使えます。
コントロールセンターでは、聴覚コントロールを使って、聴覚のアクセシビリティ機能をすばやく簡単に調整できます。「Made for iPhone」ヒアリングデバイスを管理したり、ヘッドフォン調整を変更したり、一日の環境の変化に合わせてバックグラウンドサウンドをオンにしたり。今使っているアプリを離れる必要はありません。
アクセシビリティのショートカットを
アップデート:
再設計されたコントロールセンター。コントロールセンターを再設計しました。ホーム画面で指を離さず上から下にスワイプすると、新しいコントロールのグループに一段とスムーズにアクセスできます。コントロールの追加は、コントロールギャラリーから。よく使うアプリの新しいコントロールなど、あらゆるオプションが1つの場所に表示されます。
iPhone、iPad、Apple TV、Apple Watchに内蔵された視覚のためのアクセシビリティ機能の使い方に関するトレーニングチュートリアル