現実を拡張し、心を動かす。
テック業界で活躍する女性を増やすには、学校で学ぶもっとたくさんの女の子をサポートしていかなければなりません
Question: Appleに入社する前は、「テクニカルエバンジェリスト」として働いていたわけですが、これはつまり、人々に技術的な知識を広めたり提案したりする仕事ですよね。具体的にどんな技術を広めていたのですか? Answer: AppleのiOSです!企業が提供するサービスをiPhoneやiPadでどう利用するかについて伝える仕事でした。初代iPhoneが登場した時、私はこれに関わる仕事がしたいと直感したのです。ですから、ついにAppleに入社できた時は、家に帰ってきたような気持ちでしたよ。
Question: おかえりなさい!今はシステムエンジニアとして、どんな仕事をしているんですか? Answer: エンタープライズセールスのチームで、アプリ開発のスペシャリストとして働いています。 Question: つまり、法人のお客様を担当しているのですね。 Answer: はい。お客様にiOSアプリの開発方法について紹介しています。拡張現実 (AR) を活用することもよくありますよ。 Question: テクニカルエバンジェリストとしてのパッションは健在ですね。 Answer: 子どもの頃から変わらない私の性格なんです!
Question: あなたの世代で、テック業界に足を踏み入れた女性は多かったですか? Answer: いいえ。私自身のキャリアにおいても、自分が周囲から浮いた、まるでカラフルなユニコーンのようだと感じることはよくありました。 Question: 珍しくて、目立つ存在だと? Answer: ええ。以前に比べると珍しくなくなりましたが、今でも目立つ存在ではあります。Appleは長い間この課題に取り組んできましたから、世界規模でAppleのR&Dにおける女性の数は増えてきています。それでもまだ、さらに多くの女性が活躍する余地があると思っています。 Question: この変化の勢いをさらに進めるには? Answer: より早い段階で女性たちに手を差し伸べる必要があると思います。実際にそのための取り組みをしているんです。
私たちは拡張現実を用いて、想像力をかきたてるのです。まるで魔法のように
Question: 教員の育成に対する支援をしていると伺いました。 Answer: そうなんです。この1年半、私はEducationチームによる教員への支援を手伝ってきました。これは教員たちにARKitやSwift Playgroundsを用いたコードの書き方や、どのようにコーディングを教えるかを紹介する活動です。10歳の子どもにだってできる内容のものです。 Question: 10歳のあなたならできたでしょうが、本当に誰でもできますか? Answer: ええ、誰だって!実際に8歳の子もやっているんです。
Question: 成人の初心者を対象にした活動もしているとか。 Answer: はい。今はパンデミックで中断していますが、女性難民向けの素晴らしいクラスで再び教えるつもりです。このクラスは基礎を学びたい女性向けのものですが、中には修了後にPythonのプログラミングコースを受講した人もいるんですよ! Question: 受講者の心に火をつけたようですね。 Answer: 彼女たちが力を得て、自分自身に誇りを感じている姿を見るのは本当にうれしいことです。
Question: さらに高等教育においては、医学部と連携しているとか? Answer: はい、Apple WatchとiPhoneのアプリを設計する方法を教えることで、医学生は患者がどのように健康データを共有できるかを学ぶことができます。 Question: 教える対象はソフトウェア開発者ですか? Answer: いえ、違います。プログラミング経験のない医学部の教授陣です。「自分たちにはできるわけがない」と言っていましたが、私は「今日の夕食までに、自分で作ったアプリをiPhoneに入れられますよ」と伝えたんです。
医学部の教授たちにコードを教えたんです!最高の体験でした